昨年、福島県の土湯温泉町で第一回が開催され、39日間で約1万2千人の観客を動員した芸術祭「土湯アラフドアートアニュアル」。その第二回が、開催地域を福島市西部地域に広げ、名称も「アラフドアートアニュアル」と新たにし、今年も開催される。
新踏土(あらふど)とは、「初雪を踏み固め、新たな道すじを作る」という福島の方言だという。
会期は9月5日から10月13日の39日間で、三田村光土里、北川貴好ら39名のアーティストの作品が街中に展示される。また、清水玲氏によるインスタレーション作品の公開制作やクロージング時の観客参加型解体ワークショップ、岸井大輔氏による演劇の試演、河野良治氏による土湯を一つの企業と見立てた「こども・ビジネスモデルキャンバス」などさまざまな催しが開かれる。
さらに、東北三大こけしに数えられる「土湯こけし」の発祥地である土湯温泉町にちなんで、伝統こけしの制作体験ができるワークショップも開催される。開催エリアには街歩きと足湯巡りができる土湯温泉、白濁したお湯が美しい高湯温泉、鬼面山の麓にある自然豊かな土湯峠温泉郷もあり、宿泊はもちろん日帰りできるところも多く、アート巡りと一緒に温泉も楽しめる。
詳しくは公式ホームページにて。
■「アラフドアートアニュアル2014」開催概要
会期:2014年9月5日〜10月13日
開館時間:9時〜17時。施設により異なる場合もあり
会場:福島市西部地域
土湯温泉町/高湯地区/土湯峠/四季の里/アンナガーデン/民家園他
休館日:各会場による
料金:無料/会場により入場料が必要な場合も有り
公式ウェブサイト
「アラフドアートアニュアル2014」
執筆:岡徳之(Noriyuki Oka Tokyo)