「PRADA MODE 大阪」キーヴィジュアル
プラダと建築家・妹島和世のコラボレーションによるイベント「犬島プロジェクト」および「PRADA MODE」が、6月に開催される。
「PRADA MODE」はプラダによる現代文化をテーマにしたイベントシリーズ。2018年から世界各地で行われており、日本では2023年に妹島が館長を務める東京都庭園美術館で初開催された。妹島は犬島の建築環境を再構築するため、2008年にベネッセアートサイト直島を運営する福武財団に招かれ、2010年には同地で犬島「家プロジェクト」が公開された。
6月4日から6日まで犬島にて行われる「犬島プロジェクト」は、犬島のプライベートプレビューが行われ、島のツアーに加え、歴史的な建物や空間を舞台に妹島が企画した音楽や芸術のプログラムを予定。島の歴史、過去17年間の妹島の取り組み、そして島の未来に対する妹島のビジョンを紹介する。また、妹島が設計し、プラダが島に寄贈した「犬島 くらしの植物園」内の常設パビリオンを会期中にお披露目。「犬島プロジェクト」は会期中の一般公開は行われないが、「犬島 くらしの植物園」のパビリオンは常設のため、会期後も鑑賞できる。
6月7日の招待制イベントを皮切りに、6月8日から15日まで一般公開される「PRADA MODE大阪」は、妹島とに西沢立衛によるSANAAが設計したうめきた公園内の大屋根施設にて開催。妹島監修による展覧会形式により、模型やビデオ、その他の資料を通じて「犬島プロジェクト」を紹介。対談イベントやワークショップなども行われる予定だ。
「自然豊かな小さな島、犬島では、歴史、建築、芸術、そして日常生活が融合した風景、すなわち共生に出会い、体験することができます。犬島と歴史的に深いつながりがある大阪では、この体験が共有され、より多くの人々に広がりを見せることでしょう。今回の『PRADA MODE』では、対話と発見を通じて共生が形作られ、皆さんの参加によって成長し続ける新たな風景が生まれるはずです」(妹島和世、プレスリリースより)
プラダの2019年春夏コレクション「Prada Invites」でバッグデザイナーを務め、2023年にミラノのプラダ財団で開催された展示会「Paraventi:17世紀から21世紀の 屏風」でも展示デザインを手がけた妹島。過去にも印象的なコラボレーションを展開してきた両者の、次なるプロジェクトに期待が高まる。
「犬島プロジェクト」
会期:6月4日〜6月6日
*プライベートプレビューのため、会期中の一般公開はなし
「PRADA MODE 大阪」
会期:6⽉7⽇〜6月15⽇
会場:うめきた公園 大屋根施設
*6月7日は招待制イベントのため、一般公開は6月8日から