永沢碧衣 山衣をほどく アクリルガッシュ・岩絵具・熊膠・墨汁・ティッシュ、カンヴァス・木製パネル 249.5×399×4.5㎝
主に平面作品を扱うアーティストの登竜門として認知され、上野の森美術館で開催される「VOCA展2023 現代美術の展望─新しい平面の作家たち─」。2022年12月20日、2023年度の受賞者が発表された。
VOCA賞には、秋田県の里山で狩猟を実践し、マタギが奥山で行う狩猟を観察する経験から、神獣であり害獣でもあるツキノワグマを雄大な山容に溶け込むように描いた永沢碧衣(推薦者:石倉敏明【秋田公立美術大学】)。
Hunters in northern Japan inspire an exhibition that depicts a connection with their prey. pic.twitter.com/MyitJTVCAJ
— NHK WORLD News (@NHKWORLD_News) October 27, 2021
VOCA奨励賞にはエレナ・トゥタッチコワ(推薦者:大澤紗蓉子【横浜美術館】、崔敬華【東京都現代美術館】)と七搦綾乃(推薦者:原田真紀【インディペンデント・キュレーター】)。
VOCA佳作賞には黒山真央(推薦者:藤川悠【茅ヶ崎市美術館】)と田中藍衣(推薦者:鈴木俊晴【豊田市美術館】)。
大原美術館賞には七搦綾乃。七搦は同賞とVOCA奨励賞のダブル受賞となる。
The Vision of Contemporary Artの頭文字をとり、VOCA(ヴォーカ)展と呼ばれる同展では、全国の美術館学芸員、研究者らが40歳以下の若手作家を推薦し、推薦された作家たちは平面作品の新作を出品するもの。今回は30回目という節目の開催となり、1994年のスタートより延べ1013名(組)の作家が出展している。
選考委員は家村珠代(選考委員長/多摩美術大学教授)、荒木夏実(東京藝術大学准教授)、植松由佳(国立国際美術館学芸課長)、川浪千鶴(インディペンデント・キュレーター)、前山裕司(新潟市美術館館長)。
受賞者を含めた29名の作品が並ぶ展覧会は、上野の森美術館で2023年3月16日から30日に開催する。