“Female Hunter” 2025年 ガムオイルプリント 80.0 × 120.0cm ©Mei Honma

本間メイ 「Women were gatherers?:女は採集者だった?」

GALLERY MoMo Projects
残り4日

アーティスト

本間メイ
GALLERY MoMo Projectsでは、2025年3月1日(土)から3月30日(土)まで、本間メイによる個展「Women were gatherers?:女は採集者だった?」を開催いたします。

本間メイは1985年東京都生まれ。2009年に女子美術大学芸術学部を卒業、2011年にチェルシー芸術大学大学院ファインアーツ科を修了しました。現在はインドネシアと日本を拠点に、両国の歴史的関係をリサーチしながら、映像やインスタレーションを通じて社会・政治的な問題や多国間の関係性を考察する作品を発表しています。近年は女性の歴史に焦点を当てた作品制作に取り組み、国内外での展示に参加するとともに、キュレーション活動も行っています。
主な個展に「Bodies in Overlooked Pain -見過ごされた痛みにある体-」(黄金町エリアマネジメントセンター、2020年)。主なグループ展に、「ケアリング/マザーフッド:「母」から「他者」のケアを考える現代美術」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、2023年)、「Instrumenta #2 MACHINE/MAGIC」(National Gallery of Indonesia、2019年)、「5th Indonesia Contemporary Ceramic」(Jatiwangi Art Factory、2019年)、「つぎはぎの『言葉』(字ことば kata eweawea)」(トーキョーアーツアンドスペース本郷、2018年)、「Quiet Dialogue:インビジブルな存在と私たち」(東京都美術館、2018年)などがあります。

本展では、本間が自身の子育てを通じて感じたジェンダーバイアスに対する違和感を出発点に、「女性は採集者だった」という固定観念を問い直す試みを行います。
「男は狩猟、女は採集」という古くからのジェンダーロールの概念は、長らく歴史的事実とされてきました。しかし、2018年にペルー・アンデス山脈で約9000年前の女性ハンターの墓が発掘され、女性も狩猟に従事していたことが明らかになりました。本間は、この歴史的発見と、自身の子育ての経験を結びつけ、新たな視点からジェンダーロールを捉え直す作品を制作しました。

本展では、原始の狩猟武器「アトラトル(投槍器)」を持つ女性をモチーフにした写真作品や、リサーチ・インタビューをもとに本間がナレーションを作成・編集した映像作品を展示します。抽象的なイメージとドキュメント映像を組み合わせながら、「母性」という概念に対する多角的な考察を試みます。
また、本展の関連企画として、インタビュー集『Dialogues with Artist Parents:ジェンダーロールとは?』の出版を記念したトークイベントも開催予定です。アーティストとして創作活動を行いながら子育てをすること、社会的な役割と個人のアイデンティティの関係について、多角的に考察する場を提供します。

本間が長年取り組んできたフェミニズムやジェンダーのテーマを軸に、社会の中で形成されるジェンダーロールを再考する本展を通じて、ジェンダーの視点から社会のあり方を見つめ直す機会となれば幸いです。

スケジュール

開催中

2025年3月1日(土)〜2025年3月30日(日)あと4日

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日

オープニングパーティー 2025年3月1日(土) 17:00 から 19:00 まで

入場料無料
会場GALLERY MoMo Projects
http://www.gallery-momo.com/
住所〒106-0032 東京都港区六本木6-2-6 サンビル第3 2F
アクセス東京メトロ日比谷線六本木駅1b出口すぐ、東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅3番出口より徒歩3分
電話番号03-3405-4339
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