江見容子 「透明の書」

北井画廊
5月24日終了事前予約制

アーティスト

江見容子
話した言葉は目に見えない。その言葉を文字で書いたとしてもその気配までを伝えることは容易ではない。
視覚芸術は視覚によって認識できるような表現形式であり、書は元来、情報の伝達手段として文字を書くことから始まっている。江見容子の「透明の書」は、表現したいことを、多くはそれが該当する文字から発想した造形にするこれまでの現代の書表現に、彼女独自の要素を加えたものだ。作品の画面には墨やアクリル絵の具のみならず、樹脂等で書かれた立体的な透明な部分が大なり小なり含まれる。その透明な部分は、何かを伝えようとする時に意識下では認識せずとも間違いなく存在する気配のような部分である。人が言葉や文字で何かを伝えようとする時に、言葉や文字だけでは伝えきれない部分までも可視化しようと試みるのが彼女の「透明の書」だ。
支持体は水分を通さない合成紙やアクリル板、アルミニウム、ステンレス等を用いている。支持体に映る鑑賞者や景色の中に浮かぶ「透明の書」は、言葉や文字の持つ伝達手段の限界を広げようとしている。

スケジュール

開催中

2025年4月19日(土)〜2025年5月24日(土)あと29日

事前予約制

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
入場料無料
展覧会URLhttps://kitai.gallery/news/news-2201/
会場北井画廊
http://www.kitaikikaku.co.jp/gallery
住所〒107-0052 東京都港区赤坂8-8-10 AKASAKA8ビル 202
アクセス東京メトロ千代田線乃木坂駅1番出口より徒歩6分、東京メトロ銀座線・半蔵門線・都営大江戸線青山一丁目駅4番出口より徒歩10分
電話番号03-5843-1537
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