トム・ハール 「1971年ニューヨークの日本人アーティストたち」

Laboratory of Art and Form(LOAF)
5月11日終了

アーティスト

トム・ハール
トム・ハールは、ハンガリー出身で1940年に来日し、日本で活動した写真家フランシス・ハールの息子である。トムは1941年東京で生まれ、1960年に家族とともに日本からハワイへ移住する。

その後、1968年にハワイ大学の大学院デザイン科を卒業し、ニューヨークへ渡ってフリーランスのカメラマンとして活動を始めた。日本語に堪能だった彼は、ニューヨークで日本人アーティストたちと親しくなった。
当時、ニューヨークに渡った日本のアーティストたちは、慣習や組織に縛られない自由な表現の場を求めていたが、彼らはまだアートだけで生活することはできず、大工などの仕事を掛け持ちしながら、世界に自らの存在を確立しようと情熱を注いでいた。ハールは次第に、彼らの制作の現場や日常をフォトエッセイとして記録するようになる。1971年、ハールは草間彌生を撮影した。当時の草間はイーストヴィレッジ南部に住み、自身のヌードハプニングを公開上映していた時期である。撮影に際し、彼女自身が背景や服装、そしてポーズを考案したという。

今回LOAFでは、草間彌生をはじめ、15人のアーティストの若き日の姿をとらえたトム・ハールの貴重な写真を日本で初めて展示する。また、便利堂コロタイプギャラリーで父フランシスの写真展を開催する。
撮影されたアーティスト:
草間彌生、猪熊弦一郎、川端実、木村利三郎、川島猛、桑山忠明、吉村文夫、中川直人、篠原有司男、脇田愛二郎、新妻実、佐藤正明、森本洋充、久保田成子、ナムジュン・パイク、オノ・ヨーコ、ジョン・レノン、シャーロット・ムアマン

スケジュール

開催中

2025年4月12日(土)〜2025年5月11日(日)あと11日

開館情報

時間
13:00 〜 19:00
休館日
月曜日
入場料無料
会場Laboratory of Art and Form(LOAF)
https://www.loaf-jp.com/
住所〒602-8034 京都府京都市上京区米屋町286-13
アクセス地下鉄烏丸線丸太町駅2番出口より徒歩10分、地下鉄東西線二条城前駅2番出口より徒歩11分
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