瀧本幹也 「LUMIÈRE / PRIÈRE」

Karimoku Commons Kyoto
4月8日開始

アーティスト

瀧本幹也
2020 年初頭、新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大によって、人々は他者との接触を極端に減らし、自宅などの限られた空間に閉じこもることを余儀なくされました。写真とともに生きてきた瀧本幹也も、多くの関係者が関わる仕事が軒並みストップしてしまったことはもちろん、それまでの作品づくりのように世界各地に飛び、大がかりな撮影もできなくなりました。

そんなとき、偶然目にした野に咲く菜の花。季節が巡るたび繰り返し芽吹く小さな植物の命や記憶は、一体どのように繋がってきたのだろうか。その内部に息づく「小宇宙」を探求すべく、小型カメラひとつで野の草花を見つめたシリーズが「LUMIÈRE」 (フランス語で「光」)となりました。

一方、2020 年秋。京都で国際写真祭に参加した瀧本は「円融」 (仏語。すべての事物が完全に溶け合い、互いに妨げないこと)という言葉に出会います。人気がなくなり、静寂の中にたたずむ古都の寺社を訪れたとき、過去から現在、そして未来へと脈々と続いてゆく時の流れに自らも連なっていることを感じます。その連なりをとらえるべく、寺院を歩いて巡りながら撮影したシリーズが「PRIÈRE」 (フランス語で「祈り」)に結実しました。

惑星や宇宙、生命に魅了され、表現してきた写真家が、写真を撮る歓びを再認識して生み出した2つの新作。コロナ禍を経て、新たな展開を迎えた瀧本幹也の作品世界をぜひご覧ください。

スケジュール

2025年4月8日(火)〜2025年5月10日(土)

開館情報

時間
12:0017:00
休館日
日曜日
5月3日から6日は休廊
入場料無料
展覧会URLhttps://kgplus.kyotographie.jp/exhibitions/2025/mikiya-takimoto/
会場Karimoku Commons Kyoto
https://commons.karimoku.com/location/kyoto/
住所〒604-8182 京都府京都市中京区大阪材木町685-2
アクセス地下鉄東西線・烏丸線烏丸御池駅5番出口より徒歩5分、阪急線烏丸駅より徒歩10分
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