「Platform 29.8」は、2022年5月よりANB Tokyo 6Fをスタジオとして利用してきたクリエイター19名が参加するグループ展です。スタジオメンバーは、会社員・学生・フリーランスなどさまざま。そして表現方法も絵画、立体、写真、映像、パフォーマンス等など多岐にわたります。制作・発表のための場所、多様性を持つコミュニティへの関心を共通項として集まったスタジオメンバーの活動は、オープンスタジオ形式で7月から11月にかけて7回にわたり紹介し、今回ANB Tokyoの運営終了に伴い最後のグループ展を開催します。
本展タイトルの「Platform」は、駅の乗り場や足場を意味し、その後、ソフトウェアやシステムを動作させるための基盤・環境のことも指すIT用語にもなりました。「29.8」は共有スタジオであるANB Tokyo 6Fの坪面積を指します。商業施設やオフィス、飲食店がひしめく六本木の中心地で、かつてカラオケボックスだったビルの29.8坪のフロアが、別々の場所からきて、別々の目的地を目指すクリエイターたちにとってのまさに乗降場/通過点となりました。個々の物語が行き交う29.8坪のスタジオで生まれたこのグループ展、クリエイターたちの今後の創作活動にも是非ご注目ください。
まだコメントはありません