上:山下和子 “ 朝の放牧 ” アルキド樹脂絵具、金箔、スワロフスキー、パネル 15.8×22.7cm 2023 下:石橋ユイ タイトル未定 アクリル絵具、石粉粘土 etc. 37×27×13.5cm 2025

山下和子 + 石橋ユイ 「background」

s+arts
本日開始

アーティスト

山下和子、石橋ユイ
s+arts(スプラスアーツ)より、山下和子と石橋ユイによる二人展「background」の開催をご案内申し上げます。

山下和子は、自身の感覚や直感を信じることに重きを置きながら、主にアクリル絵具やアルキド樹脂絵具を用い、様々な技法を組み合わせることで、変わった表現が出現しないかと探り当てることを楽しむようにして制作している作家です。絵具が引き起こす奇跡的な動きと輝きを捉えながら、ポジティブなパワーをもつ表現を生み出しています。日々の生活の中で目の中に入ってくる絶妙な造形美が、いつの間にか身に染みて積み重なり、自身の中に確かな層として築かれていると山下は話します。それらが、絵を描く時には崖の地層のように自然と露出してくるのです。これまでに関わりのあった土地や外国の景色や感覚を表現することを描画のきっかけとしながら、絵の具と対峙し、緊張と発見を繰り返して作品を制作しています。山下和子の描く作品は、独特の鮮やかな色彩とモチーフで風景を彩ります。

石橋ユイは、石粉粘土や樹脂粘土に様々な素材を加えて不思議な生き物を立体で制作している作家です。彼女が作り出す生き物は、木が頭部から生えていたり、時には炎や月などが頭部の一部となっていたり、どれも自然との繋がりが体から湧き出ているかのような形をしています。神話に出てくる神、又は自然の妖精のように、神聖な雰囲気を持つものが多く見受けられます。そこには、「ヒトの心の奥底にある、太古の記憶のようなものを知りたくて制作している」と話す石橋の動機が密接に関わっているからでしょう。生命体は、全てが「生命の源」や「魂の故郷」といったものの記憶を持っており、そこに憧れ、帰りたいと願うと石橋は考えます。精神世界に探究心を抱き、生命の根源への郷愁と憧憬が、彼女を制作に向かわせているのです。両者が表現しようとする世界観は異なりますが、それぞれの中で無意識のうちに積み重なり築いてきたものを手繰り寄せるようにして作品へと形成していく点で、本展タイトルを「background」(背景)といたしました。山下和子は3年ぶり、石橋ユイは5年ぶりとなる

弊廊での作品発表となります。これを機に、それぞれの表現を是非お楽しみください。

スケジュール

開催中

2025年3月21日(金)〜2025年4月5日(土)あと15日

開館情報

時間
12:0019:00
最終日は17:00まで
休館日
日曜日、月曜日、火曜日
入場料無料
展覧会URLhttps://www.splusarts.com/background
会場s+arts
https://www.splusarts.com/
住所〒106-0032 東京都港区六本木7-6-5 六本木栄ビル 3F
アクセス都営大江戸線六本木駅7番出口より徒歩3分、東京メトロ日比谷線六本木駅4a出口より徒歩5分、東京メトロ千代田線乃木坂駅3番出口より徒歩6分
電話番号03-3403-0103
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