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「CURATION⇄FAIR 『美しさ、あいまいさ、時と場合に依る』」

kudan house
終了しました
本展は、川端康成がノーベル文学賞受賞に際し、1968年に行った講演のタイトル『美しい日本の私』と、その26年後に日本人で2人目の同賞受賞を果たした大江健三郎の『あいまいな日本の私』から着想を得ています。川端は日本人の美意識を自然観や伝統に結びつけ、一方で大江は社会構造や政治によってアイデンティティが曖昧になった現代の日本人に問いを投げかけました。そして2000年以降、社会の様相はますます複雑になり、イデオロギーの対立も活発化しています。展覧会タイトルからは、両者が主題としていた、西欧という鏡に反射することで映し出される“日本の私”、つまり主体を表す具体的なキーワードがそぎ落とされています。主体を「私」ではなく「itself/それ自身」とすることで、人間中心的な視点ではなく、作品同士の相互作用や、あるいは文脈の違いに回収されない「もの」そのものの美しさや質に焦点を当てます。空間に存在する「もの」に主権を託すことで、ラディカルな芸術の翻訳不可能性を導き出すことを試みます。

スケジュール

2024年2月22日(木)〜2024年3月3日(日)

開館情報

時間
10:0021:30
土曜日・日曜日・祝日は21:00まで
3月3日は18:00まで
入場料一般 2500円、学生 1500円、障がい者手帳提示 1250円
※前売り券は料金が異なります
展覧会URLhttps://curation-fair.com/exhibition
会場kudan house
https://kudan.house/
住所〒102-0073 東京都千代田区九段北1-15-9
アクセス東京メトロ東西線・半蔵門線九段下駅1番出口より徒歩5分、東京メトロ東西線・有楽町線・南北線・都営大江戸線飯田橋駅A5出口より徒歩9分、JR中央・総武線飯田橋駅東口より徒歩10分
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