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「野良になる」

十和田市現代美術館
終了しました

アーティスト

丹⽻海⼦、䑓原蓉子、永⽥康祐、アナイス・カレニン
十和田市現代美術館では、AOMORI GOKANアートフェス2024の企画として、フェスのテーマ「つらなりのはらっぱ」を自然と人間の交わるところと捉え、その複雑に絡まる関係性に注目した展覧会「野良になる」を開催します。

近年、世界規模で気候変動への危機感が高まり、人間の自然に対する関係を再考することが求められています。しかし現在私たちが知るこうした「人間」のあり方そのものが、自然を管理すべき他者として収奪してきたものであるならば、そのおなじ「人間」が自然を「救う」ことができるのでしょうか。本展では近代が生み出した自律した理性的な主体としての「人間」を見直し、その成立過程で排除された存在や思考に目を向けます。私たちの思考を規定するさまざまな二項対立的な枠組みの境界を撹乱しつつ強かに——野生でも飼われるのでもなく野良のように——息づくあり方、物語に出会うことになるでしょう。日本とアメリカにルーツを持ち、トランスジェンダー女性として生きるあり方を彫刻で表現する丹羽海子、10歳の頃に学校教育を離れ、研ぎ澄まされた独学の感性で風景を描く䑓原蓉子、品種改良や養殖といった人間のコントロールと動植物の生が交錯する関係を取り上げ、映像や料理の作品を作る永田康祐、ブラジルに植民地時代以前から伝わる知識をもとに、植物と人間の関係性を問い直す作品を制作するアナイス・カレニンなど、多様な視点から自然を捉えるアーティストの表現を紹介します。国内外の若手作家の新作を中心に、彫刻、映像、ウールのタペストリー、サウンド、インスタレーション、食など、多岐にわたる表現形式で現代アートを楽しめる展覧会です。

スケジュール

2024年4月13日(土)〜2024年11月17日(日)

開館情報

時間
9:0017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料一般 1800円、高校生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://towadaartcenter.com/exhibitions/noraninaru/
会場十和田市現代美術館
https://towadaartcenter.com/
住所〒034-0082 青森県十和田市西二番町10-9
アクセスJR七戸十和田駅南口よりバス35分「官庁街通」下車、JR八戸駅西口よりJRバス40分「十和田市現代美術館」下車すぐ
電話番号0176-20-1127
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