公開日:2024年6月5日

週末見たい展覧会5選。今週はTRIO展、吉田克朗展、建築の構造デザインに焦点を当てた展覧会など。【2024年6月第2週】

毎週更新。TABが取材した展覧会や、編集部が注目する展覧会をピックアップ。今週はTRIO展、吉田克朗、ダン・グラハム、ホー・ツーニェンの個展、建築の構造デザインに焦点を当てた展覧会の5選。

週末に訪れたい展覧会を、TAB編集部がピックアップ。気になる展覧会はウェブ版でのログインTABアプリでブックマークがおすすめ。アプリでは、開幕と閉幕間近をプッシュ通知でお知らせします。

*6月スタートのおすすめ展覧会はこちらをチェック

【東京】「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」(東京国立近代美術館)

本展はパリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館という3館のコレクションから、共通点を持つ作品をトリオとして並べ、展示する企画。絵画、彫刻、版画、素描、写真、デザイン、映像など150点あまりの作品から34のトリオを組み、モダンアートの新たな見方を提示する。なお、本展は9月から大阪中之島美術館にも巡回予定。展示の様子はこちらのフォトレポートから。

会場:東京国立近代美術館
会期:5月21日~ 8月25日

【神奈川】「吉田克朗展―ものに、風景に、世界に触れる」(神奈川県立近代美術館 葉山)

1969年から、物体を組み合わせ、その特性や関係性に注目した作品を制作していた吉田克朗。本展は「もの派」の先駆けと称される吉田の全貌に迫る、初めての回顧展となった。詳細はこちらのニュースから。展覧会の予習として「もの派」についての解説記事などもチェックしてみてほしい。

会場:神奈川県立近代美術館 葉山
会期:4月20日~6月30日
ミューぽんで100円OFF!(3名まで割引)

【東京】「ホー・ツーニェン エージェントのA」(東京都現代美術館)

シンガポールを拠点に、東南アジアの思想や歴史にもとづいた映像やパフォーマンスを発表してきたホー・ツーニェン。近年は豊田市美術館で開催された「百鬼夜行」展など国内での発表の機会も増加している。本展では、初期作品から最新作《時間(タイム)のT》まで、複数の映像作品とVR作品(要予約、30分入替制)が公開。現在TABではアーティストへのインタビュー記事も公開中。

会場:東京都現代美術館
会期:4月6日〜7月7日
ミューぽんで10%OFF!(2名まで割引)

【東京】「感覚する構造 - 法隆寺から宇宙まで -」(WHAT MUSEUM)

本展は重力や風力といった力の流れや素材と真摯に向き合い、その時代や社会とともに建築の骨組みを創造してきた「構造デザイン」に焦点を当てた展覧会だ。現在開催中の後期展では日本の伝統的な建築素材であり、近年はサステナブルな建材として再注目されている木材にフォーカスし、木造建築の未来、ひいては構造デザインの広がりを考察するような展覧会となった。

会場:WHAT MUSEUM
会期:4月26日〜8月25日
事前予約制 詳細は公式ウェブサイトをチェック

【東京】「ダン・グラハム 展」(タカ・イシイギャラリー)

音楽や建築、人類学、占星術など複数の領域を横断するコンセプチュアル・アーティストのダン・グラハム。同ギャラリーでは2度目となる個展が開催中だ。パブリックとプライベートの境界、「内」と「外」の概念、そして「家族空間の伝統的な配置」について思索を促すような建築/彫刻プロジェクトが複数展示されている。

会場:タカ・イシイギャラリー
会期:5月28日〜6月22日

Art Beat News

Art Beat News

Art Beat Newsでは、アート・デザインにまつわる国内外の重要なニュースをお伝えしていきます。