公開日:2023年12月14日

【2023年12月第3週】今週末見たい展覧会5選。荒木悠からリー・キットまで

毎週更新。TABが取材した展覧会や、編集部が注目する展覧会をピックアップ。今週は荒木悠、リー・キット、蜷川実花の個展、私たちのエコロジー、「前衛」写真の精神の5つ

左上から時計回りに、荒木悠 「LONELY PLANETS」(十和田市現代美術館)、「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」(TOKYO NODE 撮影:中島良平)、リー・キット 「息をのむような虚ろな視線 」(シュウゴアーツ Copyright the artist Courtesy of ShugoArts Photo by Shigeo Muto)、「私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために」(森美術館)

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*12月スタートの展覧会はこちらをチェック

荒木悠 「LONELY PLANETS」(十和田市現代美術館、青森)

十和田市現代美術館では、映像作家・荒木悠の美術館での初個展が開催されている。荒木は日本とアメリカを行き来しながら育ち、各地の様々な言語・文化間で起こる誤訳や誤解、オリジナルと複製の関係などを、ユーモラスなドキュメンタリー、アニメーションなどの映画や映像作品で表現してきた。本展のタイトル「ロンリープラネット」は、世界的なシェアを誇る老舗旅行ガイドブックから採用されたもの。展示では、新作の映像作品4点と過去作3点の公開が予定されている。フォトレポートはこちら

会場:十和田市現代美術館
会期:12月9日~2024年3月31日
ミューぽんで100円OFF!(1名まで割引)

リー・キット 「息をのむような虚ろな視線 」(シュウゴアーツ、東京)

絵画やオブジェを用いて、詩的な空間を立ち上げる作風で知られるリー・キット。その個展が、六本木のシュウゴアーツで開催されている。展覧会は、雲などを主題とした絵画や日常の風景を切り取った映像、既製品を用いた立体作品などで構成されるインスタレーション。展示の様子はフォトレポートをチェック

会場:シュウゴアーツ
会期:11月18日〜12月23日
*月曜、日曜、祝日は休廊

蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠(TOKYO NODE)

虎ノ門ヒルズステーションタワーの45階にオープンしたTOKYO NODEでは、開館記念展として蜷川実花の個展が開催中。出展作品は、すべて本展のために制作された映像インスタレーション・写真、立体など14点。蜷川の個展としては、過去最大規模だ。詳細はフォトレポートをチェック

会場:TOKYO NODE
会期:12月5日〜2024年2月25日

私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために(森美術館、東京)

森美術館では「エコロジー」をテーマとする展覧会が開催されている。本展は、地球温暖化をはじめとする今日の環境危機を引き起こした人間中心主義を見直し、私たち人間と周囲の環境との新たな生態系の在り方を再検討するもの。出品されるのは、ニューヨーク・マンハッタンに小麦畑を出現させたアグネス・ディーンズの作品など。フォトレポートはこちら

会場:森美術館
会期:10月18日~2024年3月31日
予約優先制
ミューぽんで200円OFF!(1名まで割引)

「前衛」写真の精神: なんでもないものの変容(渋谷区立松濤美術館、東京)

松濤美術館では、昭和の時代における写真の「前衛」に迫る展覧会が開催中。取り上げられるのは、写真におけるシュルレアリスムを説いた瀧口修造、瀧口とともに「前衛写真協会」を設立した阿部展也、ふたりに魅了され「なんでもない写真」というシリーズを手がけた大辻清司、大辻の愛弟子である牛腸茂雄の4名。展覧会の詳細は、千葉市美術館での展示の様子を収めたフォトレポートをチェックしておきたい。

会場:渋谷区立松濤美術館
会期:12月2日~2024年2月4日

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