公開日:2023年11月17日

【2023年11月第3週】今週末見たい展覧会5選。ロイドから石川真生まで

毎週更新。TABが取材した展覧会や、編集部が注目する展覧会をピックアップ。今週はライト、石川真生、大巻伸嗣の個展、猪熊弦一郎とマティス、日本の新進作家展の5つ

左上から時計回りに、「石川真生 ―私に何ができるかー」(東京オペラシティ アートギャラリー)、「帝国ホテル二代目本館100周年 フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」(豊田市美術館)、「見るまえに跳べ 日本の新進作家vol.20」(東京都写真美術館)、大巻伸嗣 「moment」(アートフロントギャラリー)

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*11月スタートの展覧会はこちらをチェック

帝国ホテル二代目本館100周年 フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築(豊田市美術館、愛知)

アメリカ近代建築の巨匠として知られるフランク・ロイド・ライト。その個展が、豊田市美術館で開催されている。展示されるのは、日本初公開となる建築ドローイングや図面の数々を含む約420点。帝国ホテルの設計をキャリアの中心軸として、ライトの魅力に迫る。詳細は先日公開したフォトレポートをチェック五十嵐太郎と大木裕之がロイドの魅力を語った対談も要チェックだ。

会場:豊田市美術館
会期:10月21日〜12月24日
ミューぽんで100円OFF!(1名まで割引)

石川真生 ―私に何ができるかー(東京オペラシティ アートギャラリー)

沖縄を拠点に精力的な制作活動を続ける写真家・石川真生。その作品は国内外の美術館に収蔵されているにもかかわらず、これまでその活動を振り返るような大規模個展は開催されていなかった。本展では、2014年から取り組んでいるシリーズ「大琉球写真絵巻」の新作を中心に、初期からの主要な作品を公開。半世紀以上にわたって沖縄の地をまなざしてきた写真家の作歴が概観できる。本展にあたって行った石川へのインタビューはぜひ読んでおきたい。

会場:東京オペラシティ アートギャラリー
会期:10月13日~12月24日
ミューぽんで200円OFF!(2名まで割引)

見るまえに跳べ 日本の新進作家vol.20(東京都写真美術館)

本展は写真・映像を用いる若手作家を発掘・紹介を目的に、2002年から開催されている企画。今年のテーマは「見る前に跳べ」。現代社会を通底する「深い孤独」と向き合い、生きるための原動力のありかを示す作家たちが紹介される。出展作家はうつゆみこ、淵上裕太、星玄人、夢無子、山上新平の5名だ。

会場:東京都写真美術館
会期:10月27日〜2024年1月21日

大巻伸嗣 「moment」(アートフロントギャラリー、東京)

国立新美術館で大規模個展が開催されている大巻伸嗣。代官山にあるアートフロントギャラリーでは、代表的なインスタレーション《Gravity and Grace》を用いたフォトグラム作品を発表中だ。光と影を印画紙に焼き付けた本作の提示する、複雑なイメージに注目したい。国立新美術館での展示の様子はフォトレポートをチェック

会場:アートフロントギャラリー
会期:11月3日〜11月26日

三越創業350周年 猪熊弦一郎とマティス展(三越コンテンポラリーギャラリー、東京)

日本橋三越本店内に所在する三越コンテンポラリーギャラリーでは、同社の創業350年を記念し、猪熊弦一郎とアンリ・マティスの展覧会がスタート。猪熊は渡仏の際にマティスに学び、大きな影響を受けた。その後猪熊は、三越の包装紙「華ひらく」をデザインしている。本展では猪熊の作品を中心に、猪熊とマティス本人やマティスのアトリエを写した写真なども公開される。

会場:三越コンテンポラリーギャラリー
会期:11月15日〜11月27日

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