チームラボと森ビルが共同で手がける「エプソン チームラボボーダレス」は、お台場から麻布台へ移転。昨年11月にオープンした麻布台ヒルズ内に新オープンする。「認知上の存在」をテーマとした2作品《Bubble Universe: 実体光、光のシャボン玉、ぷるんぷるんの光、環境によって生み出される光》《Megalith Crystal Formation(work in progress)》が発表された。作品の詳細はニュースをチェック。
開館予定日:2月9日
住所:東京都港区麻布台1-2-4
世界的な半導体不足の影響で改修工事が延長していた「横浜美術館」。竣工から30年以上経ったことを踏まえて、老朽化した設備やバリアフリー、機能性を向上させる改修が行われ、3月15日からリニューアルオープンする。同日からは横浜トリエンナーレもスタート。参加アーティストなど開催の詳細はニュースをチェック。
再開館予定日:3月15日
住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
https://www.tokyoartbeat.com/venues/-/603694BD
愛知県豊田市には4月、新たな博物館が開館。閉館した「郷土資料館」と「近代の産業とくらし発見館」の機能を受け継ぎ、同地の歴史や文化、自然、産業といったテーマを扱う総合博物館だ。設計は坂茂。「みんなでつくりつづける博物館」「豊田市ならではの総合博物館」「21世紀の建築としての博物館」をコンセプトに、地域に開かれた博物館の活動に注目したい。
開館予定日:4月26日
住所:愛知県豊田市小坂本町5-80
https://hakubutsukan.city.toyota.aichi.jp/
麻布台ヒルズには、世界有数のメガギャラリーとして知られる「ペース(Pace)」も今春オープン。ヘザウィック・スタジオがデザインを手がけた低層エリアの3フロア、総面積510㎡がギャラリースペースとなる予定だ。内装を手がけるのは建築家の藤本壮介。1、2階には総面積280㎡におよぶ展示スペースが、3階は屋外彫刻のためのプライベートテラスが用意されている。ニュースはこちら。
開館予定日:2024年春
住所:東京都港区麻布台1-2-4
表参道と明治通りが交わる神宮前交差点には、地上9階、地下3階建ての東京プラザ原宿「ハラカド」が開業。ここは1960年代「原宿セントラルアパート」があり、多くの作家やアーティストが集う文化的な拠点だった。ハラカドはその精神を継承し、発展させていく商業施設だ。地下には銭湯がオープンするほか、雑誌を集めたフリースペース「COVER」やアートギャラリー「匿名希望画廊」、カフェやレストランが出店する。外装と屋上デザインを手がけるのは、建築家の平田晃久。
開館予定日:2024年春
住所:東京都渋谷区神宮前6-31-21
https://harakado.com/
「VS.」は大阪・梅田のうめきた公園内に9月にオープン予定の施設。地区の開発事業の中核機能を担う「JAM BASE」の主要施設として、訪れた人の生き方や価値観への変化と革新のきっかけとなることを目指す。建築を手がけるのは、日建設計(設計・監理)と安藤忠雄建築研究所(設計監修)。施設の大部分が地下に配置される同館の敷地は、合計約1400㎡。広大な空間のもと、映像やパフォーマンスなど、多彩な展示に注目したい。
開館予定日:9月
住所:大阪府大阪市北区大深町4-20(うめきた公園内)
https://vsvs.jp/
戸田建設株式会社は東京・京橋で本社ビルの建替え工事を行っており、今秋完成する。ビルの名称は「TODA BUILDING」。地下3階地上28階建てのビルのうち、1〜6階の低層フロアが芸術文化エリアとして、ミュージアムやギャラリーコンプレックスで構成される。共用部でも同社のアート事業「ART POWER KYOBASHI」の一環としてパブリックアートが展示予定だ。出店ギャラリーなど詳細はニュースをチェック。
開館予定日:11月
住所:東京都中央区京橋1-7-1
https://www.todabuilding.com/
東京・丸の内に所在する「三菱一号館美術館」は、建物メンテナンス及び設備入替のため長期休館中。リニューアルオープンは11月23日から。同日からは「再開館記念―トゥールーズ=ロートレックとソフィ・カル」展(仮称)も予定されている。コロナ禍により来日が叶わずにいたソフィ・カルの個展が、4年越しの開催を迎える。同館が現存作家の展覧会を開くのはこれが初めて。展示の詳細はニュースをチェック。
再開館予定日:11月23日
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
https://www.tokyoartbeat.com/venues/-/C5C855D6