公開日:2025年4月14日

【0円アート散歩】GWにも行ける!東京で無料の展覧会10選|2025年4〜5月 美術館からギャラリーまでおすすめをピックアップ

アンゼルム・キーファー個展や、東京都現代美術館での企画、ファッションブランドの展覧会など、入場無料のおすすめの展覧会をピックアップ!

春の陽気が心地よく、外を歩くだけでも嬉しくなるこの季節。東京では、無料で楽しめる魅力的な展覧会が多数開催されている。今回は、美術館から屋外展示、ファッションブランドによる空間演出まで、入場無料で気軽に訪れることができる展覧会を10件セレクトした。連休の予定を立てるヒントとしても活用してほしい。

*【入場無料】の展覧会情報は、「展覧会・イベント」ページにて随時更新中

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*各展覧会の会期・内容は予告なく変更になる場合があるため、お出かけ前には公式ウェブサイトをご確認ください。

アンゼルム・キーファー「Two Paintings」|ファーガス・マカフリー 東京(表参道)

Installation views of Anselm Kiefer: Two Paintings, Fergus McCaffrey Tokyo, 2025. Photo: Ryuichi Maruo; Courtesy of Fergus McCaffrey.

京都二条城で「アンゼルム・キーファー:ソラリス」展を開催中の、ドイツ現代美術を代表する作家アンゼルム・キーファー。その準備期間中に、キーファーが気を引かれた《E. T. A. ホフマンのために》(2015-24)と《er hexte eine Schlange aus dem Wasser》(2016)という2つの大作を中心に紹介する。

会場:ファーガス・マカフリー 東京
会期:4月2日〜7月12日
休館日:月曜日、日曜日、祝日

「SATELLITES: NICOLAS WINDING REFN WITH HIDEO KOJIMA」|プラダ 青山(表参道)

映画監督とゲームクリエイターがコラボレーションした映像インスタレーション。監督ニコラス・ウィンディング・レフンと小島秀夫による“ジャンル横断的”なアプローチが、美と物語の境界を揺さぶる。ブランド空間ならではの体験にも注目。ニュースで詳細を公開中。

会場:プラダ 青山
会期:4月18日〜8月25日
休館日:会期中無休

「スペクトラム スペクトラム」|銀座メゾンエルメス フォーラム(銀座・丸の内)

エマニュエル・カステラン、題府基之、川端健太郎、マリー・ローランサン、ヨハネス・ナ―ゲル、ヴァルター・スウェネン、津田道子が参加。洗練された建築と調和する展示空間も見どころのひとつ。

会場:銀座メゾンエルメス フォーラム
会期:3月20日〜6月29日
休館日:水曜日

「Sony Park展 2025」|Ginza Sony Park(銀座・丸の内)

ソニーパークの再始動とともに、五感で楽しむインタラクティブな展示が展開される。映像・音・光・香りといった複数の感覚に訴えるコンテンツが体験型で楽しめる。入場無料ながら“未来の遊び場”を感じさせる濃密な空間。

会場:Ginza Sony Park
会期:Part 2 4月20日〜 6月22日
休館日:不定休

「Hibiya Art Park2025 -訪れるたび、アートと出会う1ヶ月‐」|日比谷公園(銀座・丸の内)

都会の緑に囲まれた日比谷公園全体がアート会場に。第1期では各所に設置されたインスタレーションが来園者を出迎え、第2期はパフォーマンス等を実施。自然と都市、日常と非日常が交差する空間が生まれる。詳細はニュース記事へ。

会場:日比谷公園
会期:4月25日〜5月25日
休館日:5月12日〜5月16日

「ロエベ クラフテッド・ワールド展 クラフトが紡ぐ世界」|ヨドバシJ6ビル(新宿)

「ロエベ クラフテッド・ワールド展」会場風景

ファッションブランド・ロエベが主催するクラフトの世界を紹介する展覧会。職人の手仕事に焦点を当てた空間設計と、インスタレーションやアーカイブ展示が融合する。スタジオジブリの名作にインスパイアされた展示も。ショッピングの合間にも立ち寄りやすい立地が魅力。レポート記事も公開中。

会場:ヨドバシJ6ビルディング
会期:3月29日〜5月11日
休館日:会期中無休(事前予約制)

「MOT Plus ハン・ネフケンス財団との共同プロジェクト シャハナ・ラジャニ」|東京都現代美術館(清澄白河)

パキスタンを拠点に活動する映像作家シャハナ・ラジャニによる展示。インダス・デルタにおけるインフラ建設が引き起こした環境破壊により、カラチへの移住を余儀なくされた漁師の一家が、消えゆく故郷を絵に描き留める姿を追った映像をベースとしたインスタレーションを紹介する。同時期開催の岡﨑乾二郎 「而今而後 ジコンジゴ Time Unfolding Here」「開館30周年記念 MOTコレクション 9つのプロフィール 1935→2025」「サウンドウォーク・コレクティヴ & パティ・スミス|コレスポンデンス」もあわせて立ち寄りたい。

会場:東京都現代美術館
会期:4月29日〜6月29日
休館日:月曜日 *5月5日は開館、5月7日は休館

「ヘアカラー展 なぜ染める、なぜ染まる。」|生活工房(世田谷・三軒茶屋)

身近な“髪の色”をテーマに、文化・社会・個人の関係を多角的にとらえる展覧会。白髪を隠すという目的から、個性や自分らしさを表現するファッションツールへと変容してきた髪を染めるという行為とヘアカラー文化を多角的にひもとく。

会場:世田谷文化生活情報センター 生活工房
会期:4月29日〜8月11日
休館日:月曜日 *月曜日が祝日の場合は開館

「ヴァナキュラー・比較文化論—国立民族学博物館・特別展サテライト展示—」|武蔵野美術大学 美術館・図書館(小平)

国立民族学博物館との連携による、文化の比較と表象をテーマとした展示。EEMからタンザニアのマコンデ高原に住んでいたマコンデの人々による彫像、パプアニューギニアの仮面などの海外資料、日本の民俗資料を組み合わせて展示。世界と日本の民具を、生活から生まれる造形=ヴァナキュラーを比較する視点から見つめて、知恵の素を探る試み。

会場:武蔵野美術大学 美術館・図書館
会期:3月31日〜6月3日
休館日:水曜日、祝日

「調布×架ける×アート 沼田侑香 現実とエラー」|調布市文化会館たづくり(調布)

子供の遊び道具としても広く知られるアイロンビーズを主に用い、「現実とデジタル世界の乖離とその未来」をテーマに作品を制作する沼田侑香の個展。アイロンビーズで表現されたデジタル画像やエラー、バグを思わせる沼田の作品は、見る者にデジタル世界と現実の境界を問いかける。

会場:調布市文化会館たづくり
会期:4月11日〜6月15日
休館日:4月21日・22日、5月26日、27日は休館

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