「私の現代芸術─コンペイ党宣言」

川崎市岡本太郎美術館
4月13日終了

アーティスト

岡本太郎
1962年、岡本太郎は戦後から自らの作品発表のベースとしていた二科会を脱退します。
戦後から1950年代にかけて、仲間とおこした前衛芸術運動は長くは続かず、二科会内での改革も横やりが入り、歩調を合わせた運動にさえ迷いをもった時期でもありました。作品発表の形式や作風、スタイルも大きく変化した60年代、『私の現代芸術』はそんな岡本太郎の転換期に刊行された著作でした。

「コンペイ糖のようにトンがって、すでにでき上がった自分自身とぎりぎりに対決する。その緊張が仕事を支えるのである。」岡本太郎らしい逆説的な物言いは、この時期に団体や協働をいったん離れ、ひとり立ち向かう覚悟を決めた岡本の態度表明のようにも見えます。

「ふっと、まるくなりそうな危険を感じた時、仕事場の壁に貼りつけた、ギザギザのコンペイ糖をにらんで、いよいよ純粋にやりきること、妥協しないこと、そして防御服を着ないで、常に生身のままで社会の現実にぶつかってゆく決意を新たにすべきだと思うのだ。」 作品とともに、ぜひ岡本の言葉にもご注目ください。

スケジュール

開催中

2025年1月18日(土)〜2025年4月13日(日)あと14日

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
2月24日、3月24日・31日、4月7日は開館
2月12日・25日、3月11日・12日・21日は休館
入場料[1月18日〜2月22日] 一般 500円、大学生・高校生・65歳以上 300円
[2月23日~4月13日] 一般 700円、大学生・高校生・65歳以上 500円
展覧会URLhttps://www.taromuseum.jp/event/「私の現代芸術─コンペイ党宣言」2025-1-18~4-13
会場川崎市岡本太郎美術館
http://www.taromuseum.jp/
住所〒214-0032 神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5
アクセス小田急線向ヶ丘遊園駅南口より徒歩17分、向ヶ丘遊園駅南口よりバス「生田緑地入口」下車徒歩8分、JR南武線武蔵溝ノ口駅または東急田園都市線・大井町線溝の口駅北口よりバス(向ヶ丘遊園駅南口行き)「生田緑地入口」下車徒歩8分
電話番号044-900-9898
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