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「MIRANDA JULY: F.A.M.I.L.Y.」

プラダ 青山
終了しました

アーティスト

ミランダ・ジュライ
プラダは、2024年5月9日(木)から8月26日(月)までプラダ青山店にて、プラダ財団の企画による展覧会「MIRANDA JULY: F.A.M.I.L.Y.」を開催します。ヘルツォーク&ド・ムーロン(Herzog & de Meuron)が設計したプラダ青山店の6階を会場にした本展は、アメリカのアーティスト、映画監督、作家のミランダ・ジュライ(Miranda July)の東京初個展となり、2024年10月14日までミラノのプラダ財団Osservatorioにて公開中の彼女の美術館初個展「Miranda July:New Society」と同時開催されます。2024年7月17日には、ミランダ・ジュライとキュレーターのミア・ロックスの対談がプラダ青山店で行われる予定です。

ミア・ロックスがキュレーションした本展は、ジュライの最新作である、インスタグラムを通じた7人の見知らぬ相手との1年にわたるコラボレーションを元にしたマルチチャンネルビデオインスタレーション《F.A.M.I.L.Y. (Falling Apart Meanwhile I Love You)》を展示します。本作品の参加者はジュライからの一連のプロンプトに対するリアクション動画を送信し、それをジュライがSNSコンテンツ向けに開発された無料編集アプリの切り取りツールを使って自分のスタジオに取り込みます。そうして完成したのが、ジュライと参加者がまったく新しい身体言語を通じて親密さと境界線を模索するシュールなパフォーマンスのシリーズです。ジュライが長編映画の製作で提携するサウンドデザイナーにより作成された、不思議とリアルで触感を刺激するサウンドが、どこか異様な感覚を高めています。

「《F.A.M.I.L.Y. (Falling Apart Meanwhile I Love You)》では、愛でられることで元気になるという、インスタグラムが叶えてくれることのひとつと私が考えていることを人の力で達成しようとしています」と、ミランダ・ジュライは語っています。

キュレーターのミア・ロックスが説明するように、「これはジュライが好む活動形態です。彼女が交流を開始し、一定程度までコントロールしますが、同時にその中で他人の欲求や行為も歓迎します。彼女は遊び心ある形で、力とコントロールの共有を実験しているのです」。

ミラノ展は、こちらもロックスがキュレーターを務め、短編映画、パフォーマンス、インスタレーション作品、そして《F.A.M.I.L.Y. (Falling Apart Meanwhile I Love You)》の初公開など、1990年代初期から今日に至るまでのジュライの30年に及ぶ活動をカバーします。本展はこのプロジェクトを、ジュライの初期のパフォーマティブな作品やコラボラティブな作品に関するアイデアを考える出発点として利用します。

ロックスが強調するように、「ジュライ作品は幅広い人間関係や親密さのあり方を考察しています。既存のヒエラルキーや規範的な力関係に対する彼女の疑問は、紛れもなくフェミニストの立場から発せられており、それは彼女がこれまでの活動で使用してきた様々な媒体に通じています」。

ミラノ展・東京展共に、プラダ財団が出版するQuaderniシリーズの図録が販売されます。図録には、ミランダ・ジュライとシンディ・シャーマンの対談に加え、展覧会キュレーターのミア・ロックスによるエッセイも収録しています。

スケジュール

2024年5月9日(木)〜2024年8月26日(月)

開館情報

時間
11:0020:00
入場料無料
会場プラダ 青山
http://www.prada.com/
住所〒107-0062 東京都港区青山5-2-6 プラダ 青山店
アクセス東京メトロ千代田線・半蔵門線・銀座線表参道駅A5出口より徒歩1分
電話番号0120-45-1913
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