佐藤貢一「Nerdy Nerd Neck」（鮨さいとうはなれ NANZUKA）

佐藤貢一「Nerdy Nerd Neck」

4月26日終了

アーティスト

佐藤貢一

この度NANZUKAは、鮨さいとうはなれ NANZUKAにおいて、佐藤貢一の個展「Nerdy Nerd Neck」を開催いたします。

佐藤は1974年、東京都生まれ。1999年、25歳の時にニューヨークに渡り、企業内のグラフィックデザイナーとして働く傍ら独学で絵を描き、2010年代中頃に故ビル・ブラディ（Bill Brady Gallery）に見出され、アーティストとしてデビューを果たしました。以後、Bill Brady Gallery（マイアミ、USA）のほか、The Hole（ニューヨーク、USA）、Jack Hanley Gallery（ニューヨーク、USA）などで個展を開催。NANZUKAがキュレーションをしたTokyo Pop Underground（Jeffery Deitch、ロサンゼルス、USA、2019）にも出展しており、2024年には、母国日本での初個展「Specifically Random」を神宮前 NANZUKA UNDERGROUNDにて開催いたしました。

幼少期から、テレビや漫画、雑誌に溢れるイメージの影響を受けて育った佐藤は、これらを遊び心たっぷりに描いています。佐藤の絵は時に人々を笑わせるためのものでもあり、「人はこうでなければいけない」、「こうであるべきだ」というような決めつけを嫌い、ひたすらユーモアとそこに宿る寛容さを追求しています。その絶対的に陽気な登場人物たちは、どこかノスタルジックではあるものの、時代や場所、人種、思想や文化といった設定とは不思議と無縁な印象を与えます。このことは、「もっと無心で描きたい」と語る佐藤の素朴で飾らない人柄と重要な関係性を持っています。

本展では、2024年に佐藤が制作した作品より5点を展示いたします。