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[画像: 《Channeled Drawing 35.690642, 139.591094》 2020 | conté on tracing paper, gelatin silver print | drawing: 297 × 210 mm, print: 254 × 203 mm ©︎ Hiroko Komatsu, courtesy KANA KAWANISHI GALLERY]

小松浩子 「Channeled Drawing」

KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY
終了しました

アーティスト

小松浩子
KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHYは、2023年12月2日(土)より小松浩子個展『Channeled Drawing』を開催いたします。

夥しいほどの量の写真を、例えばロール紙のまま天井から床上まで広げたり、巻いたままの状態で不可視性も含めて提示するなど圧倒的な量感で展示する姿勢で知られる小松浩子ですが、本展「Channeled Drawing」は一転し、額装された白と黒の対になるミニマルな作品で構成されます。

〈Channeled Drawing〉は、地面をフロッタージュ(凹凸の上に紙をのせ、鉛筆やクレヨンなどでこすって模様を写し取る技法)した紙と、その紙をフォトグラム(印画紙の上に直接物を置いて感光させるなどの方法により制作された写真作品)にて写真に転化させた作品が、対を成すシリーズです。余白部分には、緯度経度・年・手法/被害者数が印字されており、フロッタージュされた地点は殺人事件現場跡であることが示されています。

殺人事件のなかでも、特にシリアルキラー(連続殺人犯)に興味があるとトークイベントでも語っていた小松は、道徳的に否とされる行為に駆り立てられてしまう衝動の奥にあるものへの関心が制作動機であると言います。暴力的な絶命は負の記憶のはじまりでもあり、加害者と被害者は表裏一体の円環に位置しているのかも知れず、作品のミニマルな表象からいくつもの根源的な疑問が導き出されるかのようです。

弊廊での初個展となる小松浩子「Channeled Drawing」を、是非お見逃しなくご高覧ください。

スケジュール

2023年12月2日(土)〜2024年1月20日(土)

開館情報

時間
13:0020:00
土曜日は12:00〜19:00
休館日
月曜日、火曜日、日曜日、祝日
12月24日〜1月16日は休廊

オープニングパーティー 2023年12月2日(土) 18:00 から 19:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttps://www.kanakawanishi.com/exhibition-ph027-hiroko-komatsu
会場KANA KAWANISHI PHOTOGRAPHY
http://www.kanakawanishi.com/
住所〒106-0031 東京都港区西麻布2-7-5-5F
アクセス東京メトロ千代田線乃木坂駅5番出口より徒歩9分、東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅A5番出口より徒歩11分、東京メトロ日比谷線・都営大江戸線六本木駅1a出口より徒歩11分
電話番号03-5843-9128
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