週末に訪れたい展覧会を、TAB編集部がピックアップ。気になる展覧会はウェブ版でのログインやTABアプリでブックマークがおすすめ。アプリでは、開幕と閉幕間近をプッシュ通知でお知らせします。
*2024年下半期に見たい展覧会まとめ(最新版)も公開中!
自然の諸要素と日常のささやかな事物を受け止め、「根源的な生の光景」を表現してきた内藤礼。本展の企画は150年の歴史を持つ東京国立博物館の収蔵品や建築と内藤の出会いがきっかけになっており、縄文時代の土器や同館の建築にインスピレーションを受けた作品が展示されている。また、TABではアーティストへのインタビューも公開中。こちらも展覧会の前後に読んでみてほしい。展示の様子はこちらのフォトレポートから。
会場:東京国立博物館
会期:6月25日〜9月23日
幼少期に経験した戦争の記憶と、その後に触れたアメリカ大衆文化からの影響が色濃く反映された、色彩鮮やかな作品で知られる田名網敬一。最初期のポップアート作品から、60年代後半~70年代初めにかけて制作されたグラフィックデザインやイラストレーション、80年代における極彩色の木彫シリーズ、新作のペインティングや立体作品、アニメーションまでが展示され、アーティストのキャリアを総観できるような展覧会になっている。展示の様子はこちらのフォトレポートから。
会場:国立新美術館
会期:8月7日~11月11日
SIDE COREは、公共空間や路上を舞台としたアートプロジェクトを展開するアートチーム。高速道路や線路、地下水路を撮影した映像作品や、公共空間で見られる街灯やガードレール、道路工事のサインなどを素材としたインスタレーション作品、ネズミの人形が夜の東京を歩くドキュメント映像など、都市の独自な公共性や制度に着目し、それらに介入/交渉することで作品作りを行う彼らの、東京では初の大規模な個展が開催中だ。展示の様子はこちらのフォトレポートから。
会場:ワタリウム美術館
会期:8月12日〜12月8日
ミューぽんで300円OFF!(2名まで割引)
「建築とは<からまりしろ>をつくることである」というコンセプトをもとに、太田市美術館・図書館(群馬県)や八代市民俗伝統芸能伝承館(熊本県)など、数々の建築デザインを手掛ける平田晃久。最近では東京・原宿に完成した商業施設「ハラカド」の外装・屋上のデザインを手がけたことも記憶に新しい。現在は練馬区立美術館の改装設計にもかかわる平田の仕事を現在進行中のプロジェクト、そして未来への展望を踏まえて紹介する。
会場:練馬区立美術館
会期:7月28日〜9月23日
ミューぽんで100円OFF!(2名まで割引)
「Art Squiggle Yokohama 2024」は株式会社マイナビが主催する現代アートフェスティバル。若手アーティストを中心に、人の生き方をアート作品・空間を通じて楽しむことができる。参加アーティストは宇留野圭、河野未彩、川谷光平、GROUP、小林健太、中島佑太、沼田侑香、山田愛、光岡幸一、酒井建治、土屋未久、村田啓、楊博、横山麻衣、藤倉麻子。会場内には、アートについて語り合えるライブラリー・ラウンジが併設されるほか、各アーティストのインタビュー記事や作品が掲載された「アーティストノート」を来場者が思い思いに並べて綴じ、自分だけのブックレットを制作して持ち帰ることができるワークショップも実施されている。
会場:横浜市山下ふ頭
会期:7月19日〜9月1日