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*7月スタートの展覧会まとめ公開中!
昨年の3月に話題を呼んだ「ポケモン×工芸展」が静岡・MOA美術館に巡回。ポケモンと工芸、両者にとって重要なエネルギーとしての「土」「草」「金属」「水」「炎」「電気」といった存在を通して、工芸の魅力を紹介する。また、本展では人間国宝から若手まで 20名のアーティストが参加。ポケモンの姿かたちやしぐさ、気配を呼び起こした作品や、進化や通信、旅の舞台、効果抜群のわざなどゲームの記憶をたどる作品なども展示される。石川での展示の様子はこちらのフォトレポートから。
会場:MOA美術館
会期:7月6日〜9月9日
1950年代~70年代に活躍したデンマークの家具デザイナー、ポール・ケアホルムの日本の美術館では初となる展覧会が開幕。本展は椅子研究家でコレクターとしても著名な織田憲嗣が収集した、北欧を中心とする20世紀デザインの家具や日用品のコレクション「織田コレクション」の作品を軸に展示を構成。セノグラフィは建築家の田根剛が担当した。会場の様子はこちらのフォトレポートから。
会場:パナソニック汐留美術館
会期:6月29日~9月16日
ミューぽんで100円OFF!(2名まで割引)
『X』『魔法騎士レイアース』『カードキャプターさくら』 など、多彩な作品を世に送り出してきた創作集団CLAMP。本年度で35周年を迎えるCLAMPのこれまでの創作活動と世界観を「CLAMP」の頭文字からとった「COLOR」「LOVE」「ADVENTURE」「MAGIC」「PHRASE」という5つのテーマを通じて辿る大規模原画展が開催される。展示の様子はこちらのフォトレポートから。
会場:国立新美術館
会期:7月3日~9月23日
通信技術の発展や新型コロナウイルスのパンデミックを経て、現代の情報環境における、「遠さ」と「近さ」の概念は大きく変化しつつある。本展では、私たちの日常の変化をとらえようとする作品を通じて、「遠さ」と「近さ」、あるいはこれからの集合的無意識を構成する要素についての深い思索をうながすような機会となった。参加アーティストには、青柳菜摘+細井美裕、木藤遼太、たかくらかずき、ユーゴ・ドゥヴェルシェール、米澤柊など。
会場:NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
会期:6月22日〜11月10日
ミューぽんで100円OFF!(3名まで割引)
壊れた拾得物や、建築資材など、様々なモノを使用して彫刻作品を制作する利部志穂。近年は以前から抱いていた「時間」 と「変化」への関心に加え、比較神話学や地形の共通点から地球に対する考察を国内外の火山地帯でのフィールドワークを通じて行ってきた。今回の個展は、アルミニウムと風船を用いた作品の制作を通じ、モノを主体としたやり取りと、環境の変化、物理的な条件などとの共通言語を探るような展示となった。
会場:CADAN有楽町
会期:6月25日〜7月14日