[画像: 利部志穂《水平考》 2021、アルミニウム、リボン、ヘリウムガス、他、サイズ可変 photo 若林勇人]

利部志穂 「⾔霊のさきわう地 − 天照、へリオス、カーネの夢」

CADAN有楽町
7月14日終了

アーティスト

利部志穂
利部は、壊れた拾得物や、建築資材など、様々なモノを使用して彫刻作品を制作しています。作品においては、それらのモノが有する日常的な意味や機能は解体され、組み合わされることによって新たな 関係性が形成され、空間の中に置かれていきます。「人間が定義したルールは疑うけれど、地球的・宇宙的なルールを信じる」と言う利部は、モノに近づき、モノが発する声を聞きながら、その一部となって、自然の摂理とも言える生成や循環を展示空間に構築します。

本展では、アルミニウムと風船の作品を、形を変えながら展示していきます。タイトルは、万葉集の 「言霊の幸わう国」という言葉から引用されており、元来美しい言葉、言霊の力に溢れた幸わせな国と読まれた日本のように、豊かな地をつくり、世界に広がっていくように。という作者の願いから付けられています。また副題に古事記やギリシャ神話、ハワイ神話においての太陽にまつわる神々をあげています。作品の中でバランスを重要視する利部は、3.11をきっかけに地震を始めとする天災への関心と、出産や子育ての経験から身体性を含む自然としての認識を高めました。以前からの「時間」 と「変化」への関心に加え、比較神話学や地形の共通点から地球を考える。ということを、日常の料理や散歩、旅や生活の中から、この十数年に渡り行なってきました。実際に利部は、火山地帯の日本の海と山や、イタリア、ハワイ、最近はギリシャのクレタ島、サントリーニ島に足を運び、歩いて、泳いで、木の実を口にすることで、水の違いや気候、風土や文化に触れながら、時間を考え、時にイメージや物語の有効性も感じていきます。彫刻という作品の創作を考えながら、様々な物のやり取りや、環境の変化、物理的な条件などとの共通言語を探っていきます。

会場: CADAN有楽町 Space L

スケジュール

開催中

2024年6月25日(火)〜2024年7月14日(日)あと10日

開館情報

時間
11:0019:00
土曜日・日曜日・祝日は17:00まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館

オープニングパーティー 2024年6月25日(火) 17:00 から 19:00 まで

入場料無料
展覧会URLhttps://cadan.org/cadanyurakucho_03l/
会場CADAN有楽町
https://cadan.org/cadan-yurakucho/
住所〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-1-1 国際ビル1F
アクセス都営三田線・東京メトロ千代田線・日比谷線日比谷駅B3出口より直結、東京メトロ副都心線有楽町駅D1出口より直結、JR山手線・京浜東北線有楽町駅日比谷口より徒歩1分
電話番号070-6464-1438
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