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1990年代初頭からアーティスト、映画監督、作家として活躍するミランダ・ジュライの東京初となる個展。本展ではInstagramを通じた7人の見知らぬ相手との1年にわたるコラボレーションをもとにしたヴィデオインスタレーション《F.A.M.I.L.Y. (Falling Apart Meanwhile I Love You)》が展示される。フェミニストの立場をとる彼女の作品は、既存のヒエラルキーや規範的な力関係を問い直し、幅広い人間関係や親密さの在り方を考察させる。詳細はこちらのニュースから。
会場:プラダ 青山
会期:5月9日〜8月26日
テクノロジーに対する新たな理解を模索し、日常から見落とされがちなオルタナティブな価値や可能性に光を当てる現代アーティストのやんツー。森美術館で開催された「六本木クロッシング2022展:往来オーライ!」への参加も記憶に新しい。アーティストの渡米前最後の展示となる本展では、2018年に発表された《現代の鑑賞者》の最新版や、《「落書き」のための装置》による、廃品の服を支持体に使用して描かれたグラフィック作品など、全6点の作品が展示される。
会場:アニエスベー ギャラリー ブティック(agnès b. galerie boutique)
会期:5月18日〜6月16日
印刷物やそこに写る情報、ゴミを主題に、70年以上にわたって作品を制作してきた三島喜美代。東京の美術館で初個展となる本展は三島の創作の軌跡を、主要作品を通して概観するもの。初期の新聞や雑誌を用いたコラージュ作品から、シルクスクリーンを用いた「割れる印刷物」のオブジェ、代表的なインスタレーション《20世紀の記憶》などが公開される。展示の様子はこちらのフォトレポートから。
会場:練馬区立美術館
会期:5月19日〜7月7日
ミューぽんで100円OFF!(2名まで割引)
本展は「てあて」「まもり」「のこす」の3つの言葉を手がかりに、普段は目にすることのない美術館の保存修復の取り組みを紹介するもの。作品の修復過程やそこで使う道具、作品を守りつつ展示するための工夫などを軸に、高橋由一や古賀春江、村山知義、松本竣介などの絵画や野外彫刻などに焦点が当てられる。
会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
会期:5月18日〜7月28日
ミューぽんで100円OFF!(3名まで割引)
2022年にパリ日本文化会館(フランス)で好評を博した「いきもの:江戸東京 動物たちとの暮らし」展を拡充した凱旋帰国展。江戸幕府創設からおよそ420年、江戸・東京は巨大都市として発展した。そこで暮らした人々と動物の関わりを、江戸東京博物館よりすぐりの美術品や工芸品など約240件を通じて紹介する。
会場:東京ステーションギャラリー
会期:4月27日〜6月23日
ミューぽんで100円OFF!