公開日:2023年10月19日

【2023年10月第3週】今週末見たい展覧会5選。奈良美智から「私たちのエコロジー」まで

毎週更新。TABが取材した展覧会や、編集部が注目する展覧会をピックアップ。今週は奈良美智、シモン·アンタイ、山口晃の個展、森美術館「私たちのエコロジー」、AMBIENT KYOTOの5つ

左上から時計回りに、「奈良美智: The Beginning Place ここから」(青森県立美術館)、「ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」(アーティゾン美術館)、「AMBIENT KYOTO 2023」(京都中央信用金庫 旧厚生センター)、シモン·アンタイ 「Folding」(エスパス ルイ・ヴィトン大阪)

週末に訪れたい展覧会を、TAB編集部がピックアップ。気になる展覧会はウェブ版でのログインTABアプリでブックマークがおすすめ。アプリでは、開幕と閉幕間近をプッシュ通知でお知らせします。

*10月スタートの展覧会はこちらをチェック



奈良美智: The Beginning Place ここから(青森県立美術館)

奈良美智の個展が、世界最大の奈良コレクションを持つ青森県立美術館で先週末からスタートしている。奈良が同館で展覧会を開催するのは、これで2度目。およそ10年ぶりとなる本展では学生時代の作品から近作まで公開され、とくに東日本大震災以降、約12年間の活動に焦点が当てられる。展覧会の様子はフォトレポートをチェック

会場:青森県立美術館
会期:10月14日~2024年2月25日

私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために(森美術館、東京)

森美術館では「エコロジー」をテーマとする展覧会が今週開幕。本展は地球温暖化をはじめとする今日の環境危機を引き起こした人間中心主義を見直し、私たち人間と周囲の環境との新たな生態系の在り方を再検討するもの。出展作家にはアグネス・ディーンズやアピチャッポン・ウィーラセタクン、岡本太郎、中西夏之、ジュリアン・シャリエール、アグネス・デネス、松澤宥らが名を連ねる。詳細はフォトレポートをチェック

会場:森美術館
会期:10月18日~2024年3月31日
予約優先制
ミューぽんで200円OFF!(1名まで割引)

シモン·アンタイ 「Folding」(エスパス ルイ・ヴィトン大阪)

シモン・アンタイはハンガリー出身のフランス人アーティスト。キャンバスを無作為に折りたたみ、色を塗った後に開く「プリアージュ(折り畳み)」という技法で知られている。本展では、1960〜80年代にかけて制作された9点の主要な絵画作品が来日。詳細はフォトレポートをチェック。11月3日には会場にて、TABが企画・主催する無料ワークショップが開催されるため要チェック。

会場:エスパス ルイ・ヴィトン大阪
会期:9月28日~2024年2月4日

AMBIENT KYOTO 2023(京都中央信用金庫 旧厚生センター)

昨年、ブライアン・イーノの大規模個展として大きな話題を呼んだ「AMBIENT KYOTO」。第2回目となる展覧会が、京都各所で開催されている。出展作家はコーネリアス、坂本龍一、高谷史郎、バッファロー・ドーター、山本精一ら。11月3日には、国立京都国際会館 Main Hallにてコーネリアスのライブも開催予定だ。フォトレポートはこちら

会場:京都中央信用金庫 旧厚生センターなど
会期:10月6日~12月24日

ジャム・セッション 石橋財団コレクション×山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン(アーティゾン美術館、東京)

ジャム・セッションはアーティストと学芸員による協働のもと、アーティゾン美術館のコレクション内の作品と参加作家の作品のセッションを通じて、新たな視点を生み出す企画。昨年の柴田敏雄と鈴木理策に続き、本展では日本画家の山口晃とコラボレーション。日本近代美術を独自に解釈した作風の山口が、「近代」「日本的コード」「日本の本来性」とは何かを問い直す。フォトレポートはこちら。本展にあたって行った山口へのインタビューも読んでおきたい。

会場:アーティゾン美術館
会期:9月9日~11月19日

Art Beat News

Art Beat News

Art Beat Newsでは、アート・デザインにまつわる国内外の重要なニュースをお伝えしていきます。
Loading.................................................