江戸末期の浮世絵師、歌川国芳（1797 – 1861）は、それまでの浮世絵の歴史を塗りかえる斬新な作品の数々を世に生み出し、国内外で高い人気を誇ります。その奇抜なアイデアや、現代に通ずるデザインセンスとユーモアは、浮世絵という枠や時代を超えて多くの人々を魅了しています。
本展は国芳展の決定版として、武者絵や戯画をはじめとした幅広い画題の浮世絵版画や貴重な肉筆画など、約400点を展示する大規模な展覧会です。

歌川国芳展先行チラシ page-0001

古くから大阪の経済や文化の中心地として栄えてきた中之島に、2022年2月2日、いよいよ大阪中之島美術館が開館します。
1983年に大阪市の市制百周年記念事業として、近代美術館の設置が発表されてから約40年。バブル後の大きく厳しい社会変化を乗り越えての開館です。この間、大阪中之島美術館のコレクションは、19世紀後半から今日に至る日本と世界の優れた美術とデザインを核としながら、地元大阪の豊かな芸術活動にも目を向け、6000点を超えるまでに成長しました。
多彩なコレクションの公開に加え、幅広い分野の展覧会の開催に意欲的に取り組み、新たな美術のプラットフォームとしてみなさまをお待ちしています。

「歌川国芳展 ―奇才絵師の魔力」

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