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高辰翔 Kao, Chen-Hsiang 《Makeup》

「My Own Journal わたしのジャーナル: YU SORA 荒井美波 高辰翔 MARI ENDO」

AL
終了しました

アーティスト

YU SORA、荒井美波、高辰翔、MARI ENDO
AL|TRAUMARISは「恵比寿映像祭2025」地域連携プログラムに参加いたします。
今回もメインテーマ「Docs ―これはイメージです―」のキーワードであるドキュメント(事実に基づく記録)から出発し、さまざまな手法や素材を使って、日常の中で思考や行為が展開する軌跡や、創作と共にある自身の生活の記録を表現するアーティストたちを紹介します。

韓国出身のYU SORAは、日用品や家具、家電といった自身と家族を取り巻く身近なものをモチーフに、白い布に黒い糸で刺繍を施した作品を通して、安寧な「生」がたしかに存在する証を立ち上がらせます。本展では、日々の買い物のレシートというやがて捨てられてしまうエフェメラルな紙切れを弛まず記録し続けている連作「記録された日々」を展示します。

荒井美波は、文豪や文筆家による直筆原稿を、ヌメ革と針金を用いて、書き順や推敲、筆圧まで再現した立体的な臨書の作品で知られています。本展では、もうひとつのライフワークともいえるUIUXデザイナーである彼女が、会社に出勤する前の朝の日課として制作し続けている立体臨書の近作と共に、スマホのテキスト入力の時間軸を記録しアウトプットした「行為の軌跡」である映像作品を展示します。

台湾出身、信楽を拠点に陶芸作家として活動する高辰翔(Kao, Chen-Hsiang)は、彼自身と陶土や粘土との関係性、さらにその背景にある文化的考察や複雑なナショナルアイデンティティを、自らの身体を投入したパフォーマンス映像により投げかけます。粘土という物質の持つ両義的な特性は、パンデミック下に異国の地で体験した衛生概念や人間の知覚、理性を超えた自由への渇望を示す表現言語となります。

木版画家・墨絵画家のMARI ENDOは、ケニアで暮らす日常から掬い上げた野生動物や街の風景などを端的に切り取り続けています。本展では、江戸時代の倹約令下で染色職人たちが茶色とグレーを微妙に染めて豊富な色(「四十八茶百鼠」)を作り出し、庶民の着物の楽しみを支えた歴史に触発され、厳選された色を駆使して制作する「47茶99鼠」シリーズを展示します。

会期中には、在留作家たちとキュレーターによるトークやパフォーミングアーツ、ドネーションディナーなどのイベントを開催する予定です。

スケジュール

2025年1月31日(金)〜2025年2月16日(日)

開館情報

時間
11:0019:00
最終日は18:00まで
休館日
会期中無休
入場料500円(温かい飲み物付き)
展覧会URLhttps://al-tokyo.jp/news/ebisueizosai2025_docs/
会場AL
http://www.al-tokyo.jp
住所〒150-0022 東京都渋谷区恵比寿南3-7-17 1F
アクセス東急東横線代官山駅東口より徒歩5分、東京メトロ日比谷線恵比寿駅4番出口より徒歩6分、JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン恵比寿駅西口より徒歩9分
電話番号03-5722-9799
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