「放菴没後60年記念展 小杉放菴+小杉小二郎」

小杉放菴記念日光美術館
11月17日終了

アーティスト

小杉放菴、小杉小二郎
小杉放菴(1881-1964)は今年、没後60年を迎えます。これを記念して、当館が開館以来収集してきた小杉放菴作品の数々から厳選した逸品をご紹介いたします。

日光に生まれた小杉放菴は、少年時代に五百城文哉の内弟子となって洋画の基礎を学びました。やがて新進気鋭の洋画家として注目される存在となりますが、1913(大正2)年から翌年にかけてのヨーロッパ巡遊中、〈東洋〉に帰るべき道を見出します。帰国後、横山大観に誘われ、再興された日本美術院に参加し洋画部を牽引。同院脱退後、1922(大正11)年には今も続く洋画団体・春陽会を結成し、リーダー的存在として活躍しました。一方で、この間に数多くの日本画も描いており、単純に洋画時代、日本画時代と割りきることの出来ない点に、小杉放菴の美術史的な位置づけの難しさがあり、魅力が秘められているともいえるでしょう。

また本展では、放菴の孫である小杉小二郎氏から近年、当館に寄贈された5点の油彩画もあわせて公開いたします。1944(昭和19)年に東京で生まれた小二郎氏は、一旦はデザイナーとして就職しますが、放菴の友人でもあった画家中川一政からの影響により、画家になることを決意し、フランスへ渡って学びました。1971(昭和46)年からサロン・ドートンヌに出品を始め、1974(昭和49)年には最初の個展を銀座で開催します。その後も30年以上フランスを拠点とし、日本との両国にまたがり活躍。フランスを離れた現在も、精力的に制作を続けています。

放菴・小二郎の二人展は、当館では初めての試みとなります。祖父から孫へ受け継がれたものは何か、両者の絵が並ぶことでどのような空間が生まれるのか。ぜひ会場でお確かめください。

スケジュール

開催中

2024年9月14日(土)〜2024年11月17日(日)あと43日

開館情報

時間
9:3017:00
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料一般 730円、大学生 510円、高校生以下 無料
展覧会URLhttps://www.khmoan.jp/event/event_d.html?0:3299
会場小杉放菴記念日光美術館
https://www.khmoan.jp/
住所〒321-1431 栃木県日光市山内2388-3
アクセス東武日光線東武日光駅より東武バス「神橋」下車徒歩3分、JR日光線日光駅より東武バス「神橋」下車徒歩3分
電話番号0288-50-1200
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