「スタジオ・アキッレ・カスティリオーニ」展

Shiodomeitalia クリエイティブ・センター

終了しました

アーティスト

アキッレ・カスティリオーニ

アキッレ・カスティリオーニは、家具や照明、都市計画など様々な分野において、斬新な切り口によってイタリアデザイン業界をリードしてきました。そのデザイン創造の拠点であったミラノのスタジオは、彼の没後も大切に管理され、ミュージアムとして一般に公開されています。本展覧会では、カスティリオーニが生前に実際に仕事場として使用していたこのスタジオを、写真パネルやビデオ、彼によってデザインされたプロダクトを用いて再構築します。
スタジオは、間取りを表す線を床に描いた抽象的な空間として再構築され、それは、映画「ドッグヴィル」におけるラース・フォン・トライアーの演出を思い起こさせます。「スタジオ」の内部には、ミラノのスタジオ内の様子が大きな写真パネルとなって現れ、カスティリオーニのデザイン哲学を体現した21点のプロダクトの他、窓から見えるミラノのカステッロ（城）や鏡など彼を象徴する要素も登場し、カスティリオーニ夫人などカスティリオーニと長年経験をともにしてきた人々のインタビュー映像、そして、モノの本質を読み解くことの大切さを説いたという彼のパフォーマンス講義の様子を記録した映像も上映されます。

スケジュール

2008年10月29日(水)〜2008年11月27日(木)