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*11月スタートのおすすめ展覧会まとめ公開中!
人間を取り巻く、ある限りすべての存在とともにダンスするように、この地球の抱える諸処の問題を乗り越えるために必要なものとは何か。金沢21世紀美術館では開館20周年を記念して、エコロジーをテーマにした特別企画展が開催中。社会や精神までを含みうる、総合的なエコロジー理論の行く末を、アーティストの鋭敏な感性と観察を通じて作品として展示する。同館の長谷川祐子館長は、この企画展を過去2年間の「歴史との対話」「現代のテクノロジーとの関係」というテーマの総集編と位置づけており、ここ数年の同館のテーマを総観するような展覧会となっている。
会場:金沢21世紀美術館
会期:11月2日〜2025年3月16日
2000年代から国際展や美術館で発表を行ってきたパフォーマンス・アーティストの荒川ナッシュ医。アジア地域では初の個展となる本展では、荒川ナッシュ医に協力する20数名の画家による絵画が会場内に登場する。各作品を「ポップスター」ととらえ、その絵画のアティチュード(姿勢)から発案された協働パフォーマンスを発表。子供、絵画、歴史、音楽、身体、会話、そしてユーモアがアンバランスに作用しあう。ライブ・パフォーマンスも定期的に開催。
会場:国立新美術館
会期:10月30日〜12月16日
ウェイド・ガイトンは1972年アメリカ・インディアナ州ハモンド生まれ。伝統的な絵画の形式に現代のデジタル技術を組み合わせた独自の印刷技法で広く知られている。アーティストにとって初の日本での展覧会となる本展では、フォンダシオン ルイ・ヴィトンの所蔵作品から2022 年に制作された13点の大判絵画作品を紹介。
会場:エスパス ルイ・ヴィトン東京
会期:10月31日〜2025年3月16日
小山登美夫ギャラリーは、11月2日、TODA BUILDING内に六本木、天王洲に次ぐ3ヶ所目の拠点として「小山登美夫ギャラリー京橋」をオープン。こけら落としとして杉戸洋の個展「apples and lemon」- 「りんごとレモン」が開催中だ。作家にとって同ギャラリーでの5年ぶり9度目となる本展は、新作の立体、ペインティングと、活動初期の90年代の作品を組み合わせる。
会場:小山登美夫ギャラリー京橋
会期:11月2日〜12月27日
都市計画、システムデザイン、建築が一体となって取り組むべき大きな課題に対して、ジャンルの境界を超えた社会的課題の共有とクリエイティヴな協働を行う。そして未来の都市空間の在り方を浮かび上がらせる企画。参加作家は、操上和美、山口はるみ、畠山直哉、風間サチコ、石川直樹、友沢こたお。
会場:GYRE GALLERY
会期:10月17日〜11月29日