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*9月スタートのおすすめ展覧会まとめ公開中!
本展は、京都国立近代美術館(MoMAK)と京都服飾文化研究財団(KCI)が共同で開催するファッションの展覧会。KCIが所蔵する18世紀から現代までの衣装コレクションや、人間の根源的な欲望を照射するアート作品を通じて、ファッションとの関わりにみられる様々な「LOVE」のかたちを考察。人間の普遍的な営みである服を着ることの意味をひもとく。展示の様子はこちらのフォトレポートから。
会場:京都国立近代美術館
会期:9月13日〜11月24日
日本では27年ぶりとなるルイーズ・ブルジョワの個展が森美術館で開催。絵画、版画、素描、彫刻、インスタレーション、遺稿などを通じて、アーティストの全貌に迫るような展示となった。また、本展では六本木ヒルズの広場に設置されている彫刻作品《ママン》(1999/2002)をはじめとする「蜘蛛」を題材としたシリーズにも焦点が当てられる。展示の様子はこちらのフォトレポートから。
会場:森美術館
会期:9月25日~2025年1月19日
ミューぽんで200円OFF!(1名まで割引)
本展は、1933(昭和8)年に竣工した旧朝香宮邸(現・東京都庭園美術館本館)の魅力を紹介するために、年に1度開催している建物公開展。今年度は「照明」に焦点を当て、各室の照明に関する解説や資料を通して、アール・デコ様式と日本の美が折衷した同館の魅力に迫る。同館の作品や仮設壁などが設置されていないありのままの姿はもちろん、建物公開展恒例の再現展示も見どころのひとつだ。詳細はこちらのニュースから。
会場:東京都庭園美術館
会期:9月14日~11月10日
ミューぽんで20%OFF!(1名まで割引)
日本の伝統文化に向き合い、そこに底流する普遍的な価値をとらえようと試みる写真家・十文字美信。本展では、十文字が撮り下ろした大乗寺客殿(兵庫県美方郡香美町)の写真を、その特徴ある客殿空間を再構成した大型インスタレーション形式で展開。円山応挙とその一門が描いたとされる襖絵で知られる大乗寺を独自の視点と切り口で写し取り、時を超える日本の美が表現される。
会場:資生堂ギャラリー
会期:8月27日〜10月20日
20世紀の芸術界に多大なる影響を与えたフランス人アーティスト、マルセル・デュシャン。カスヤの森現代美術館の開館30周年を記念して開催される本展は、現代にまで大きな影響力を持つ彼の作品について、改めて考察を行うような機会となった。展示室では《彼女の独身者たちによって裸にされた花嫁、さえも(通称:大ガラス)》をキリスト教絵画として読み解いた絵画作品や、大ガラスの中で「独身者たち」として描かれた図形をモチーフに作られた若江漢字によるチェスの駒などが展示される。
会場:カスヤの森現代美術館
会期:9月5日〜11月10日