左上から時計回りに、「もじ イメージ Graphic 展」(21_21 DESIGN SIGHT)、「『パルコを広告する』1969 - 2023 PARCO広告展」(PARCO MUSEUM TOKYO)、オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期(麻布台ヒルズギャラリー)、「上野アーティストプロジェクト2023 いのちをうつす ―菌類、植物、動物、人間」(東京都美術館)
週末に訪れたい展覧会を、TAB編集部がピックアップ。気になる展覧会はウェブ版でのログインやTABアプリでブックマークがおすすめ。アプリでは、開幕と閉幕間近をプッシュ通知でお知らせします。
*12月スタートの展覧会はこちらをチェック
11月24日に開館した麻布台ヒルズでは、その杮落としとしてオラファー・エリアソンの個展が開催中。本作に関連する新作インスタレーションや水彩絵画、ドローイング、立体作品などを公開。新作のパブリックアート《相互に繋がりあう瞬間が協和する周期》も麻布台ヒルズに設置されている。フォトレポートはこちら。
会場:麻布台ヒルズギャラリー
会期:11月24日~2024年3月31日
21_21 DESIGN SIGHTでは、文字とデザインの関係に注目する展覧会が先週末からスタートしている。本展ではグラフィックのなかでも、とくに出版物や印刷物のデータ制作の過程の多くをパソコン上で行うことが主流となった1990年代以降に注目。国内外約40組のグラフィックデザイナーのクリエイションが展示される。展覧会ディレクターはグラフィックやタイポグラフィの著書を手がける編集者・室賀清徳、グラフィックデザインの研究者・後藤哲也、グラフィックデザイナーの加藤賢策の3名だ。フォトレポートはこちら。
会場:21_21 DESIGN SIGHT
会期:11月23日〜2024年3月10日
本展は、人間以外の自然界のいきものを「うつす」ことに取り組み続けてきた作家を紹介。出展されるのは、様々な土地に生息するキノコを描く小林路子、国内におけるバードカービングの先駆者・内山春雄、酪農の現場で働きながらウシたちを木版画にとらえた冨田美穂ら6名による作品。動物や植物というありふれた題材を、数十年にわたって追い続けた作家たちのまなざしに注目したい。
会場:東京都美術館
会期:11月16日~2024年1月8日
ミューぽんで100円OFF!(2名まで割引)
本展は、パルコが開業した1969年から半世紀におよぶ広告クリエイティブの歴史を再解釈し、一望する企画。1970年代から2000年代までを4つの章に分け、エリアごとにゲストキュレーターを招聘。それぞれ「予言」(70年代)・「広告」(80年代)・「渋谷」(90年代)・「アート」(2000年代以降)というキーワードのもと、パルコの広告事業をひもとく。
会場:PARCO MUSEUM TOKYO
会期:11月17日〜12月4日
戦前から戦後にかけて「ほんとうの美しさ、豊かさ」を追求し、女性たちから支持を得た中原淳一。ファッションデザイン、インテリアデザイン、雑誌編集、イラストレーションなど、その活動は多彩な展開を見せた。本展は、今年中原の生誕から111年を迎えることを記念する企画。『それいゆ』『ひまわり』『女の部屋』の表紙原画やスタイル画など、雑誌の仕事を中心に、人形、洋服、ゆかた、きもの、帯などにも焦点が当てられる。