公開日:2023年11月2日

【2023年11月第1週】今週末見たい展覧会5選。フランク・ロイド・ライトから松山智一まで

毎週更新。TABが取材した展覧会や、編集部が注目する展覧会をピックアップ。今週はフランク・ロイド・ライト、松山智一、大巻伸嗣、杉本博司の個展と第八次椿会の5つ

左上から時計回りに、「帝国ホテル二代目本館100周年 フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築」(豊田市美術館)、「松山智一展:雪月花のとき」(弘前れんが倉庫美術館)、「杉本博司 本歌取り 東下り」(渋谷区立松濤美術館)、「大巻伸嗣―真空のゆらぎ」(国立新美術館)

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*11月スタートの展覧会はこちらをチェック

帝国ホテル二代目本館100周年 フランク・ロイド・ライト 世界を結ぶ建築(豊田市美術館、愛知)

アメリカ近代建築の巨匠として知られるフランク・ロイド・ライト。その個展が、豊田市美術館で開催されている。展示されるのは、日本初公開となる建築ドローイングや図面の数々を含む約420点。帝国ホテルの設計をキャリアの中心軸として、ライトの魅力に迫る。詳細は先日公開したフォトレポートをチェック。なお本展は、パナソニック汐留美術館青森県立美術館へ巡回予定だ。

会場:豊田市美術館
会期:10月21日〜12月24日
ミューぽんで100円OFF!(1名まで割引)

松山智一展:雪月花のとき(弘前れんが倉庫美術館、青森)

弘前れんが倉庫美術館では、先週末から現代美術家・松山智一の個展がスタート。日本とアメリカで育ち、ブルックリンを拠点とする松山にとって、日本の美術館での個展は初めてだ。伝統的な美術に関するリサーチと収集した大量のイメージ群を組み合わせて制作される松山の作品。とくに、国内初公開となる立体作品2点《Mother Other》《This is What It Feels Like ED.2》に注目したい。詳細はフォトレポートをチェック

会場:弘前れんが倉庫美術館
会期:10月27日~2024年3月17日

大巻伸嗣―真空のゆらぎ(国立新美術館、東京)

空間全体をダイナミックに変容させ、観る人を異世界に誘うような幻想的なインスタレーションやパブリックアートを手がけてきた大巻伸嗣。今週から、国立新美術館にて個展がスタートした。本展では、柱のない広大な展示空間のもと、最新インスタレーションや映像作品を公開。身体に訴えかける空間演出に注目したい。フォトレポートはこちら。なお本展は入場無料だ。

会場:国立新美術館
会期:11月1日~12月25日

杉本博司 本歌取り 東下り(渋谷区立松濤美術館、東京)

杉本博司の個展は、渋谷区立松濤美術館にて開催中だ。テーマは有名な古歌の一部を作品に取り入れる「本歌取り」。印画紙の上に現像液に浸した筆で描かれた「Brush Impression」シリーズから、葛飾北斎の作品を本歌とする初公開作《富士山図屏風》まで、写真、書、伝統芸能など多様なモチーフの作品が公開される。フォトレポートはこちら

会場:渋谷区立松濤美術館
会期:9月16日~11月12日

第八次椿会 ツバキカイ8 このあたらしい世界 ”ただ、いま、ここ”(資生堂ギャラリー、東京)

「椿会」は、資生堂ギャラリーが1947年から続けているグループ展。2021年に始まった第八次椿会は今年最終年を迎える。今次のメンバーは、杉戸洋、中村竜治、Nerhol、ミヤギフトシ、宮永愛子、目[mé]。コロナ禍以降の「あたらしい世界」をテーマに活動してきた。本展では、これまでの活動を昇華させる作品・展示が公開される。

会場:資生堂ギャラリー
会期:10月31日~12月24日

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