有村勇史 「THROUGH SCOTOMA」

LAID BUG
12月14日終了

アーティスト

有村勇史
有村勇史は、鹿児島県を拠点に活動する写真家で、日々のフィールドワークを通じて風景や物事をフィルムカメラで記録し続けています。静かに波立つ海や、木々が生い茂る山、野生動物や、忘れ去られた建築物など、多角的な視点で切り取られた作品群は、そこに存在した光とともに緻密にフレーミングされることで、有村のまなざしで捉えた被写体の本質を顕在化します。2023年7月には、LAID BUGにて自身初となるソロエキシビジョンを開催。2024年11月にはベルリンのHVW8 Galleryで開催されたグループ展「INTANGIBILITY」に参加しました。

LAID BUGで2度目の展示となる本展では、「Scotoma(スコトーマ)」を主題に据えた作品群を発表します。「Scotoma」とは、医学的には視覚の一部に見えなくなる部分が生じる「盲点」を指し、心理学的な文脈では、個人が思い込みや無意識のフィルターによって特定の情報や事実に気づかない状態を表します。
有村は、写真を通して、視覚的に見えない部分や無意識の領域を探るアプローチを続けてきました。無意識の領域にあるものが表層に姿を表す瞬間を本能的に捉えるだけでなく、フィルムを現像し、そこに映し出されたものを客観的に見ることでも無意識を認識することができると有村は言います。

日常に潜む美しい一瞬を切り取り、そこに漂うかすかな違和感や不確実性をも慈しみ、作品として昇華する有村独自の写真表現は、鑑賞者に新たな気づきを与え、忘れていた記憶を思い出すきっかけを与えてくれます。この機会に是非ご高覧ください。

スケジュール

開催中

2024年11月22日(金)〜2024年12月14日(土)あと21日

開館情報

時間
13:0020:00
休館日
日曜日、月曜日

オープニングパーティー 2024年11月22日(金) 17:00 から 20:00 まで

入場料無料
会場LAID BUG
http://laidbug.com/
住所〒150-0034 東京都渋谷区代官山町2−3 BF
アクセスJR渋谷駅新南口より徒歩7分、東急東横線代官山駅より徒歩8分、東京メトロ日比谷線恵比寿駅2番出口より徒歩11分
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