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「フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン」

富山市ガラス美術館
終了しました
機能性とともに洗練された美しさを誇る北欧フィンランドの家具や陶器、ガラスなどのプロダクトは、21世紀の日本の暮らしにも大いに取り入れられ、私たちの生活に心地よい調和と潤いを与えてくれます。

1917年、大国ロシアから独立したフィンランドでは、ナショナリズムが高まるなか、新しい国づくりと国民のアイデンティティを取り戻すため、様々な側面でモダニズムが推し進められました。ガラスも例外ではありません。1930年代、ミラノ・トリエンナーレや万国博覧会など、国際展示会を見込んだ国内コンペティションが開催されるようになると、第二次世界大戦後、国家の復興をかけてそのチャンスは増加し、国際舞台への切符を求めて、若きデザイナーたちが鎬(しのぎ)を削っていったのです。そして1950年代、フィンランドの風土を反映したグラスアートは国際的な名声を博し、世界のデザイン界にその存在を顕示していきました。

本展は、1930年代から今に至る、8名のデザイナーと作家の作品約140件によって、フィンランド・グラスアートの系譜を辿ります。フィンランドでは、デザイナーが手がけたガラス製品の中でも、芸術的志向の高いプロダクトを「アートグラス」と呼びました。本展では、彼らが自ら「アートグラス」の名のもとにデザインし、職人との協働作業によって制作した作品に着目します。それぞれの表現者たちが、いかにガラスという素材と対峙し、探究し、創作の可能性を押し広げていったのか―各時代、各作家たちのガラスへの信条と挑戦、そしてプライベートな想いを垣間見ることができる機会です。どうぞお楽しみください。

[関連イベント]
1. 記念講演会「世界一幸せな国フィンランドの暮らしとデザイン」(予定)
日時: 11月12日(土)11:00〜
会場: 富山市ガラス美術館2階ロビー
講師: アンナ=マリア・ウィルヤネン氏(フィンランドセンター所長)
参加費: 無料(申込み不要・逐次通訳付き)
2. ワークショップ「ガラスのヒンメリを作ろう!」(予定)
日時: 12月3日(土)①10:30~12:00 ②13:30~15:00
会場: 富山市ガラス美術館2階 会議室1、2
対象: 小学4年生以上
定員: 各回10名
講師: 土田ルリ子(ガラス美術館 館長)、西田真(ガラス美術館 学芸員)
参加費: 2500円
※事前申し込み制
※申し込み方法などの詳細は決まり次第ご案内いたします。
3. 館長による作品解説
日時: 11/20(日)、12/17(土)、1/9(月・祝)、1/21(土)各回14:00〜
会場: 富山市ガラス美術館
参加費: 無料(申し込み不要)
※イベント詳細・お申し込み方法は公式ホームページよりご確認ください。

スケジュール

2022年11月3日(木)〜2023年1月29日(日)

開館情報

時間
9:3018:00
金曜日・土曜日は20:00まで
休館日
毎月第1・第3水曜日・年末年始休館
備考
12月29日から1月1日は休館
入場料一般 1500円、大学生 1300円、高校生以下 無料
展覧会URLhttps://toyama-glass-art-museum.jp/exhibition/exhibition-5026/
会場富山市ガラス美術館
https://toyama-glass-art-museum.jp
住所〒930-0062 富山県富山市西町5-1
アクセスJR富山駅より市電「グランドプラザ前」下車徒歩2分、JR富山駅より市電「西町」下車徒歩1分
電話番号076-461-3100
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