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[画像: 中沢研《線》2022年、鉄・ペンキ]

中沢研 展

アンドーギャラリー
終了しました

アーティスト

中沢研
中沢研は1970年東京都生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科絵画専攻を修了。主な展覧会に「MOTアニュアル1999 ひそやかなラディカリズム」(東京都現代美術館)、「横浜トリエンナーレ2001」(パシフィコ横浜)などがあります。針金やテグスなど視覚的ヴォリュームが希薄な素材を用い、展示空間に呼応したインスタレーションを制作する作家として国内外で高い評価を得ています。
本展では「線」と題された新作インスタレーションを発表いたします。本作は直径3mmの鉄材を用いた高さ80cmほどのオブジェが170体、ギャラリー空間全体にランダムに配置されています。中沢特有のコの字型の鉄材は上半分が白くペイントされており、上部が直角に屈曲しています。また、足元に20cmほどの鉄棒を2本溶接することによってオブジェを自立させています。コの字の上部を折り曲げたことにより床に対して平行な面ができ、オブジェに彫刻的なヴォリュームが生まれました。空間に立ち並ぶおびただしい数のオブジェは、何かの群れのようでもあります。基本の形状は同じでも一つとして同じ形はなく、それぞれが絶妙なバランスと距離感を保ちながら存在しています。
直径3mmの鉄材という最小限の素材を使い、線のみで空間の質を変容させた中沢研。さまざまな線が複雑に重なり合う空間は、しんとした静寂に包まれています。中沢の作品は、観る者に意味を強制したり限定することは決してありません。その解釈は私たちの心の奥底で静かに行われるべきものだからです。

スケジュール

2022年2月8日(火)〜2022年4月28日(木)

開館情報

時間
11:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
入場料無料
会場アンドーギャラリー
http://www.andogallery.co.jp
住所〒135-0023 東京都江東区平野3-3-6
アクセス東京メトロ半蔵門線都営大江戸線清澄白河駅A3出口より徒歩12分、東京メトロ東西線木場駅3番出口より徒歩15分、都営新宿線菊川駅A4出口より徒歩16分
電話番号03-5620-2165
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