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[画像: CHRIS,ROOKIE #025 (STACY SPICER) , 2021 UV inkjet print (StareReap 2.5) on PVC board with aluminum mounting, 70.4 x 82cm]

CHRIS 「Take Me Out to the Ball Game」

RICOH ART GALLERY
終了しました

アーティスト

CHRIS
この度リコーアートギャラリーでは、Art Powers Japan presents CHRIS 個展「Take Me Out to the Ball Game」を開催いたします。本展は、一般社団法人アートパワーズジャパン(以下、APJ)の監修と全面的な協力により実現しました。APJは伝統文化と現代芸術文化が出会う場所作りに取り組んでおり、明治神宮の創建100年記念事業「神宮の杜芸術祝祭」を企画するなど、現代アートの普及に広く取り組んできました。これまでのAPJの展覧会にも参加してきたCHRISと、2.5次元印刷StareReapのコラボレーションによる新作を発表します。

CHRISは、少年時代から慣れ親しんだ東京のストリートカルチャーに大きな影響を受けています。時代を映し出すストリートの空気感を大切にしながら、都市に生きる人々をモチーフに作品を制作してきました。CHRISの描く人々の服や顔には、古い雑誌や新聞が貼り付けられますが、それらは作家によって一部破られ、削り取られます。このデコラージュという技法によって独特のテクスチャーが生まれ、これがCHRISの作品を特徴づけています。

都市の喧騒のなかで雑誌の広告や新聞記事を身にまとうことは、迷彩服のごとくモチーフの存在を街のなかに溶け込ませることを可能にしています。しかし、デコラージュによって剥がされ、削られたあとに残された文字や図像に目を向けるとき、「そんなことがあったのか?こんなものがあったのか?と、今まで見えなった事柄、隠されてきた事実に気がつくのです」(CHRIS)。異なった時間、空間、図像、文脈が作品上で出会うシュルレアリスムの表現(これを「デペイズマン(dépaysement)」と呼ぶ)として生まれ、キュビスムやダダイスムで多用されてきたコラージュ。コラージュの対となる手法として知られるデコラージュは、元の図像を切削することで、社会批判の意味を精鋭化させるものとして誕生しました。CRHISは自身が経験したストリートカルチャーの文脈を独自に発展させ、都市が人々に与える無名性・普遍性、あるいは先入観をデコラージュによって解体し、新しい視点・空間性・時間軸を観る者に提示しているのです。

本展では新作15点(カラーバリエーションを含め19点)をStareReapによって制作しました。これによってCRHISのデコラージュ独特のテクスチャーが新たな表現となって再生され、くっきりと立ち上がった線は野球場にいる女性それぞれの存在を鮮明に印象づけます。

スケジュール

2022年1月15日(土)〜2022年2月5日(土)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
月曜日、日曜日、祝日
備考
最終日は18:00まで
入場料無料
展覧会URLhttps://artgallery.ricoh.com/exhibitions/chris_take-me-out-to-the-ball-game
会場RICOH ART GALLERY
https://artgallery.ricoh.com/
住所〒104-0061 東京都中央区銀座5-7-2 三愛ドリームセンター 8F・9F
アクセス東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅A1・A2出口より徒歩30秒
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