「德國法蘭克福之朝陽」1994年、72×91cm

楊三郎 展

泰明画廊
残り3日

アーティスト

楊三郎
この度泰明画廊では2025年4月18日(金)より、弊廊では4年ぶりとなります2回目の楊三郎展を開催いたします。

台湾人洋画家・楊三郎の絵画のルーツは日本にあります。日本統治下の台湾に生まれた彼は、小学校への通学途中に塩月桃甫の絵画を見たことが、画家を目指す最初のきっかけとなりました。その後、10代のうちに日本へ留学し、関西美術院で黒田重太郎に師事しながら研鑽を積みます。フォンタネージの教えが色濃く残るこの時代、日本人洋画家たちが「日本的絵画」を確立する一方で、楊三郎は生涯を通じて「台湾人による油絵」を模索し続け、日台双方で評価を得るようになりました。

第二次世界大戦後、日本の台湾統治は1945年9月に終わり、その後、日本文化の一掃が進められ、国画論争が巻き起こります。日本で美術を学んだ楊三郎らは、しばらくの間、不遇の時代を迎えますが、それでも台湾美術史の発展に尽力し続け、やがて再び脚光を浴びることとなります。1992年には、その功績が認められ、楊三郎は台湾国家文化勲章を受章しました。

社会情勢や政治の混沌を断ち切るように、彼は88歳まで世界中を訪れ、各地の風景を描き続けます。明るく爽やかな晴れの日の風景を多く残したことからも、常に外光を意識し、屋外制作へのこだわりが感じられます。力強い筆致や重厚な赤、こってりした黄色は、まるでその景色の温度さえも伝えるようです。また、画面に描かれた木々や地面を観察すると、季節の移ろいが手に取るように感じられます。

今展ではヨーロッパの風景を中心に約15点の作品を展示いたします。

スケジュール

開催中

2025年4月18日(金)〜2025年4月26日(土)あと3日

開館情報

時間
10:3018:30
土曜日・日曜日は11:00〜17:00
入場料無料
展覧会URLhttps://www.taimei-g.com/exhibit/yang_san-lang/2025/yang_san_lang2025.htm
会場泰明画廊
http://www.taimei-g.com/
住所〒104-0061 東京都中央区銀座7-3-5 ヒューリックG7ビル1F&B1F  
アクセス東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線銀座駅B9出口より徒歩3分、JR新橋駅銀座口より徒歩6分、東京メトロ銀座線新橋駅5番出口より徒歩6分、JR山手線・京浜東北線有楽町駅銀座口より徒歩7分
電話番号03-3574-7225
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