「-没後100年-富岡鉄斎 鉄斎と文人書画の優品」

山梨県立美術館
8月25日終了

アーティスト

富岡鉄斎
本年は、“最後の文人”と称される富岡鉄斎が、大正13(1924)年に没して100年にあたります。鉄斎は、山梨の豪商「十一屋」野口家との親交が深く、明治8(1875)年には、甲府柳町の野口邸を拠点に生涯で唯一の富士登山を行いました。登頂から間もない時期に野口家の当主、正忠(号、柿邨)のため描いた《富士山巓麓略図》は、鉄斎の富士山画の中でも初期の代表作とされています。その他にも、数多くの作品を野口家のために描き、現在、野口コレクションとして当館へ寄贈、または寄託されています。

一方、野口家は、文人画(南画)家の作品を数多く収集し、現在も伝えられています。与謝蕪村、谷文晁、椿椿山ら大家の作品をはじめ、正忠がパトロンとして交流した日根対山、対山とネットワークにあった岡田米山人と子の半江、貫名海屋、中西耕石ら、そして野口家へ嫁ぎ、後に近代を代表する南画家となった野口小蘋など、江戸後期から近代にいたる文人画(南画)を概観することができます。さらに同コレクションには、野口家と交流のあった文人たちの書の優品も伝わっています。

本展では、これら野口コレクションにあわせて当館の収蔵する山梨ゆかりの近代南画を紹介することで、鉄斎をはじめとする豊穣な文人の世界を堪能していただきます。

スケジュール

開催中

2024年7月20日(土)〜2024年8月25日(日)あと21日

開館情報

時間
9:0017:00
休館日
月曜日
8月12日は開館
入場料一般 520円、大学生 220円、高校生以下・65歳以上・障害者手帳提示と付き添い 無料
展覧会URLhttps://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/exhibition/2024/1515.html
会場山梨県立美術館
http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/
住所〒400-0065 山梨県甲府市貢川1-4-27
アクセスJR中央線甲府駅南口より「(御勅使・竜王駅経由)敷島営業所」「(大草経由)韮崎駅」「貢川団地」行きバス15分「山梨県立美術館」前下車すぐ
電話番号055-228-3322
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