公開日:2024年7月18日

週末見たい展覧会5選。今週は鴻池朋子、石田尚志の個展、高田賢三の大規模回顧展など【7月第3週】

毎週更新。TABが取材した展覧会や、編集部が注目する展覧会をピックアップ。今週は鴻池朋子、石田尚志、エリザベス・グラスナー、島袋道浩の個展や高田賢三の大規模回顧展など。

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*7月スタートの展覧会まとめ公開中!

【青森】「鴻池朋子展 メディシン・インフラ」(青森県立美術館)

鴻池朋子の身体は東日本大震災以降、地球の振動を新たな画材と感じ、旅をしながら、土木工事や縫いものをメディアとした「絵」を描いてきた。展覧会タイトルにある《メディシン・インフラ(薬の道)》は鴻池が各地を巡り、縁のあった場所に自作を展示保管してもらうというアートプロジェクトであり、本展は同プロジェクトを含む、彼女の旅を通じた制作活動を紹介する。展示の様子はこちらのフォトレポートから。

会場:青森県立美術館
会期:7月13日~9月29日

【東京】「髙田賢三 夢をかける」(東京オペラシティアートギャラリー)

1970年から自身のブランドを立ち上げ、パリ、日本を中心に活躍したファッションデザイナーの高田賢三。文化服飾学院を卒業後、単身パリに向かった高田は、旅を通じて出会ったオリエントの美学や、日本独自の平面的な服飾デザインにインスピレーションを受け、独特のシルエットを持った色彩豊かな作品で注目を集めた。本展は彼の没後初となる大規模展覧会となる。詳細はこちらのフォトレポートから。

会場:東京オペラシティ アートギャラリー
会期:7月6日〜9月16日
ミューぽんで200円OFF!(2名まで割引)

【東京】エリザベス・グラスナー 「HEAD GAMES」(ギャラリーペロタン東京)

パリ発のメガギャラリーであるペロタン東京では現在、ブルックリンを拠点に活動する画家、エリザベス・グラスナーの個展が開催されている。小型絵画15点と大型絵画2点によって構成される本展は、グラスナーの画家としての美意識の高さと広がりを示す内容となっており、グラスナーの独特な制作プロセスや、その心の内を垣間見ることができるような機会となっている。

会場:ギャラリーペロタン東京
会期:7月2日〜8月31日

【神奈川】「石田尚志 絵と窓の間」(神奈川県立近代美術館 葉山)

画家/映像作家の石田尚志は、自らが描いた絵画を撮影する映像作品で高い評価を受けるアーティスト。2015年以来の大規模な個展となる本展では、初期の未発表作、映像と立体を組み合わせたインスタレーション、キャンバス絵画などを通じて、作家の近年の展開を辿る。

会場:神奈川県立近代美術館 葉山
会期:7月13日~9月28日
ミューぽんで100円OFF!(3名まで割引)

【神奈川】「島袋道浩:音楽が聞こえてきた」(BankART Station)

島袋道浩は1990年代初頭より国内外の多くの場所を旅し、そこに生きる人々の生活や文化をみつめ、新しいコミュニケーションやアートのあり方に関する作品を制作してきたアーティスト。本展では「音楽が聞こえてきた」というタイトルのもと、日本初公開のサウンドアート《キューバのサンバ》や、関東圏では発表されたことのない作品を含む約10点がBankART Stationの地下空間にて展示される。

会場:BankART Station
会期:7月4日〜9月23日

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