公開日:2023年6月9日

【2023年6月第2週】今週末見たい展覧会5選。はじめてのBL展から牧野富太郎まで

毎週更新。関東近郊を中心にピックアップ。今週ははじめてのBL展、ダラ・バーンバウム、エレナ・ノックス、セシリエ・マンツ、牧野富太郎の個展の5つ

左上から時計回りに「はじめてのBL展」(角川武蔵野ミュージアム)、エレナ・ノックス「あざらし話」(ANOMALY)、CECILIE MANZ 「TRANSPOSE 発想のめぐり」(BaBaBa)、「DARA BIRNBAUM(ダラ バーンバウム)」(プラダ 青山)

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はじめてのBL展(角川武蔵野ミュージアム、埼玉)

男性同士の恋愛を扱ったフィクションジャンルのひとつ、ボーイズラブ(以下、BL)。1960年代、森茉莉によって女性作家としては国内で初めて男性同士の性愛が描かれ、78年に初めての専門誌『JUNE』が創刊された。本展ではそんなBLの変遷を3つの時代に分けて、原画や書籍、雑誌、映像、年表などが紹介される。展示の詳細はニュースをチェック。企画担当者のコメントも交えたレポートもぜひ読んでほしい。

会場:角川武蔵野ミュージアム
会期:5月20日~7月16日

DARA BIRNBAUM(ダラ バーンバウム)(プラダ 青山、東京)

ダラ・バーンバウム(1946-)はニューヨークを拠点に活動するアーティスト。ヴィデオアート、テレビ、音楽などを通じて、アートとマスメディアに挑戦する作品を制作し続けている。キュレーターは長年ニューヨーク近代美術館でヴィデオ・キュレーターを務めた、バーバラ・ロンドン。本展ではヴィデオ・インスタレーションを中心に、1979年から2011年までの間に制作された4作品が展示される。展示の詳細はニュースをチェック。

会場:プラダ 青山
会期:6月1日~8月28日

エレナ・ノックス「あざらし話」(ANOMALY、東京)

エレナ・ノックス(1975-)はオーストラリア生まれ、東京都在住の作家。国内では近年、森美術館(2019)、ヨコハマトリエンナーレ2020、NTTインターコミュニケーション・センター(2022)などで作品を発表してきた。本展では、「大地の芸術祭 越後妻有2022」で発表された、コンパニオンAIロボット「パロ」と7チャンネルの映像で構成されるインスタレーション《あざらし話》が、再構築され公開される。

会場:ANOMALY
会期:6月3日~6月24日

CECILIE MANZ 「TRANSPOSE 発想のめぐり」(BaBaBa、東京)

セシリエ・マンツはデンマークのデザイナー。バング&オルフセン、フリッツハンセン、フレデリシアなど、これまで北欧のトップブランドと協働を続けてきた。本展は日本では初めての個展。代表作とともに、アトリエで使っている仕事道具や現在取り組んでいるプロジェクトの経過、陶芸家の両親に連れられた幼少期に訪れた佐賀県有田町の思い出など、約200点の作品・資料が公開される。

会場:BaBaBa
会期:5月20日~6月30日

牧野富太郎博士が見た新潟の植物 - 博士につながる標本から - (長岡市立科学博物館、新潟)

牧野富太郎は、現在放送中のNHK連続テレビ小説『らんまん』主人公のモデルとなった植物学者。「植物が好き」という純粋な気持ちを原動力に、日本の近代植物学の基礎を築き上げた人物だ。本展では牧野博士鑑定標本等の資料を通じて、植物研究の基礎資料である標本が持つ役割や価値が解説される。

会場:長岡市立科学博物館
会期:5月2日~6月28日

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