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京都を舞台に、国内外の写真家作品を紹介してきた「KYOTOGRAPHIE」。今年は「BORDER」というテーマのもと、境界線が何を隔て、あるいは人類の進歩とどう関係するのか模索する。参加作家はマベル・ポブレット、高木由利子、ボリス・ミハイロフ、セザール・デズフリ、ジョアナ・シュマリ、山内悠、山田学、松村和彦、ココ・カピタン、ロジャー・エーベルハルト、デニス・モリス、パオロ・ウッズ&アルノー・ロベール、石内都、頭山ゆう紀など。会場ごとの展覧会情報は、ニュースやKYOTOGRAPHIEをまとめた展覧会情報ページをチェックしてほしい。
会場:京都文化博物館、出町柳商店街ほか
会期:4月15日〜5月14日
昨年、香川県の丸亀市猪熊弦一郎現代美術館で開催された今井俊介の個展が、初台の東京オペラシティ アートギャラリーへ巡回。今井は鮮やかなストライプが印象的な絵画シリーズで知られる。具象と抽象、平面と立体、アートとデザインという境界を軽やかに行き来してきた今井の制作を振り返る。丸亀市猪熊弦一郎現代美術館でのフォトレポートはこちら。ショートインタビュー企画「Why Art?」も要チェックだ。
会場:東京オペラシティ アートギャラリー
会期:4月15日~6月18日
千葉市美術館では、4人の作家を手がかりに、昭和期日本の写真表現を紹介する展覧会が開催中。写真におけるシュルレアリスムを説いた瀧口修造、瀧口とともに「前衛写真協会」を設立した阿部展也、ふたりに魅了され「なんでもない写真」というシリーズを手がけた大辻清司、大辻の愛弟子である牛腸茂雄。昭和という時代のなかで、4人の作家が紡いできた「前衛」に迫る。フォトレポートはこちら。
会場:千葉市美術館
会期:4月8日〜5月21日
ジョン・ポーソンはロンドンを拠点に活動する建築家。余分な装飾を排したミニマルなスタイルで、ホテル、修道院、バレエセット、アートギャラリーなどの建築設計を手がけてきた。国内では初個展となる本展は、原宿のThe Massが持つ3つのギャラリースペースと、隣接するStandByで作品を展示。自身の家を写した写真シリーズ「Home」や、新作の立体作品などが公開される。
会場:The Mass
会期:4月14日~5月14日
同じ表参道エリアにある書店UTRECHT(ユトレヒト)では、『ミヤギフトシ 物語を紡ぐ』の刊行を記念した展示が日曜日まで開催中。展示スペースのNOW IDeAにて、カバーや表紙に用いられた写真作品などが展示される。書籍は星野太、浅沼敬子、岩川ありさ、シュテファン・ヴューラーの論考やミヤギのエッセイなどを通じて、これまでのミヤギの活動に迫るという内容。詳細は、「今月の読みたい本!【4月】」をチェック。
会場:UTRECHT / NOW IDeA
会期:4月11日~4月23日