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John Pawson 展

The Mass
終了しました

アーティスト

John Pawson
ロンドンを拠点に活動し、世界で広く認知されている建築家、ジョン・ポーソン。ミニマリズムを継承し、ネオ・ミニマリズムの新しい考察を著した「Minimum」(Phaidon Press, 1996) の中でアート・建築・デザインの分野において自身のスタイルを極限まで論考し、近年は写真家としても国際的にその知名度を高めています。 写真家としての作品をまとめた書籍として「A Visual Inventory」(Phaidon Press, 2012)、 その5年後に「Spectrum」(Phaidon Press, 2017)を出版し、美術史家のキャリー・ス コットがキュレーションをした、ロンドンの中心部にある180 The Strandでのグループ展で建築的なインスタレーション作品が公開されました。2021年にはヴェネチア・ビエンナーレ第59回国際美術展の期間中、Casa Dei Tre Ociにて「John Pawson – A Point of View」 を開催、2022年には自身が設計したベルリンのBastian Galleryで、16点の新作を展示した 「John Pawson, Looking for Light」を開催しました。

日本での初個展となる本展では、色彩、テクスチャー、構図といった細部から、光、空 気、人間の感情へと焦点を移し、ポーソンの世界に対する独自の視点を体験することができる構成になっています。The Massの3つのギャラリースペースと、隣接するStandByの半屋外のエリアに分かれ、The Mass Room 02, 03では、「Spectrum」のシリーズからセレクトされた作品を展示します。色調毎に並べられたイメージはポーソンの建築的観点からアプローチされる内容になっており、空間と作品の両方の視点から鑑賞することができます。Room 01では、被写体が彼自身の生活環境そのものである「Home」シリーズを発表いたします。この写真作品と対をなすように、原宿のキャットストリートに隣接して設計されたインスタレーションスペース StandByでは今回の展示のために制作された瞑想的な立体作品が展示されます。40年以上のキャリアを通して、ポーソンは自分の作品はアートではなく建築であるという考えを貫いてきました。三日月形の形状から 「Lunula」と名付けられたこの作品で、彼は意識的に’アート’と’建築’その区別の限界に 近づき、空間、表層、光、香り全てをシームレスに体験できる、唯一無二の滞在可能な作品を造り出しました。

20代半ばに名古屋で英語教師をしていたポーソンは、その後東京に移り住み、著名な建築家・デザイナーの倉俣史朗氏のスタジオを頻繁に訪れていました。本展はある種の帰郷のようなもので、当時の日本での経験や倉俣氏との出会いは、若き日のポーソンに強烈な印象を残し、建築、写真、デザインなど多方面にわたるキャリアに繋がるきっかけになったと言えます。

本展覧会に合わせ、ジョン・ポーソン氏と日本の現代美術家である杉本博司氏による トークイベントを開催いたします。本トークは、展覧会キュレーターのキャリー・スコットが進行役として参加し、両者の人生や様々な分野での仕事について語り合うまたとない機会となります。イベントの開催は4月14日(金)夕方を予定しておりますが、 The Mass内の特設会場の関係で当日は席確保が少数になる可能性がございます。そのため完全予約制、当日参加は不可とさせていただきます。本イベントの詳細(開始時間、予約方法)は、The Massのウェブサイト、またはソーシャルメディアを通じて随時更新予定でおりますので、ご確認ください。

スケジュール

2023年4月14日(金)〜2023年5月14日(日)

開館情報

時間
12:0019:00
休館日
月曜日、火曜日
入場料無料
展覧会URLhttp://themass.jp/gallery1/
会場The Mass
http://themass.jp/
住所〒150-0001 東京都渋谷区神宮前5-11-1
アクセス東京メトロ千代田線・副都心線明治神宮前駅7番出口より徒歩3分、東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線表参道駅A1出口より徒歩5分、JR山手線原宿駅東口より徒歩7分
電話番号03-3406-0188
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