公開日:2023年3月25日

【2023年3月第4週】今週末見たい展覧会5選。ヘザウィック・スタジオから泉太郎の個展まで

毎週更新。関東近郊を中心にピックアップ。今週はラテンアメリカの民衆芸術、ヘザウィック・スタジオ、社会福祉と仏教、泉太郎、江口寿史の個展の5つ

週末に訪れたい展覧会を、TAB編集部がピックアップ。気になる展覧会はTABアプリでブックマークがおすすめ。開幕と閉幕間近をプッシュ通知でお知らせします。

ラテンアメリカの民衆芸術(国立民族学博物館、大阪府)

ラテンアメリカでは、民衆の作る洗練された手工芸品を民衆芸術(スペイン語におけるアルテ・ポプラル Arte Popular)と呼ぶ。本展は、北はメキシコから南はアルゼンチンまで、古代文明の遺物から現代のアート・コレクティヴの作品まで、約400点を展示。特別展ではラテンアメリカの民衆芸術の多様性を、先コロンブス時代以来の歴史や、制作者の批判精神の観点からひもとくことを試みる。フォトレポートはこちら

会場:国立民族学博物館
会期:3月9日~5月30日

へザウィック・スタジオ展:共感する建築(六本木ヒルズ 東京シティビュー)

ヘザウィック・スタジオは1994年にロンドンで設立されたデザイン集団。本展は、その28件の主要プロジェクトが紹介される国内初の展覧会。「ひとつになる」、「みんなとつながる」、「彫刻的空間を体感する」、「都市空間で自然を感じる」、「記憶を未来へつなげる」、「遊ぶ、使う」の6つの視点を通じて、人間の心を動かす優しさ、美しさ、知的な興奮、そして共感をもたらす建築とは何かを探る。詳細はニュースをチェック。

会場:六本木ヒルズ 東京シティービュー
会期:3月17日〜6月4日

社会福祉と仏教展(京都佛立ミュージアム)

京都府北野に所在する京都佛立ミュージアムでは、近代福祉と仏教の関係を振り返る展覧会が開催中。かつて仏教は、社会弱者の救済として「福祉」の役割を担っていた。本展では浮世絵や写真の展示を通じて、近代日本における社会福祉の変遷や、同館の運営母体である本門佛立宗が担ってきた福祉活動が紹介される。

会場:京都佛立ミュージアム
会期:2022年11月25日~2023年4月2日

Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎(東京オペラシティ アートギャラリー、東京都)

泉太郎は映像、パフォーマンス、ドローイング、絵画、彫刻といった様々なメディアを交錯させるインスタレーションで知られるアーティスト。近年は、パレ・ド・トーキョー(パリ、2017年)、ティンゲリー美術館(バーゼル、2020年)で個展を開催してきた。本展は泉にとって東京の美術館での初個展となる。古墳や陵墓、ストライキ、再野生化、仮病、鷹狩におけるマニング(懐かせる)やフーディング(目隠し)など、多様なモチーフを組み合わせたインスタレーションが展示されている。その不可思議な展示の様子を紹介するフォトレポートと、泉と研究者・武田宙也が展覧会の謎について語る対談はぜひチェックしてほしい。

会場:東京オペラシティ アートギャラリー
会期:1月18日~3月26日
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江口寿史 「東京彼女」(東京ミッドタウン日比谷)

東京ミッドタウン日比谷は、開業5周年を記念して漫画家、イラストレーターとして知られる江口寿史の個展を開催中。日比谷の街にたたずむ「彼女」の描き下ろし新作や、かつてデザイン・イラストの分野で広く使われていた画材、パントーン・オーバーレイによる初公開の原画作品などが公開される。

会場:東京ミッドタウン日比谷
会期:3月14日~4月23日

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