公開日:2024年10月18日

【入場無料】11月の「関西文化の日」。関西一円の美術館・博物館の常設展示が無料公開に!(2024年版)

11月1日〜30日に実施。関西7県と鳥取県、徳島県、福井県の約900施設が参加する。

京都国立近代美術館の外観 撮影:四方邦熈

「関西文化の日」は、関西一円の美術館・博物館・資料館などの文化施設が、11月に無料開放日を設定し、入館料(原則として常設展)を無料にする取り組みだ。関西の文化や美術作品に気軽に接する機会を提供し、美術・学術愛好者などの増大を図ることを目的にしている。

今年は、11月16~17日を中心日として開催。参加施設の一覧はこちらからチェックできる。本記事では、そのなかから11館をピックアップし、各施設の無料開放日とともに紹介。この機会に、美術館が独自で持つコレクションを鑑賞できる「常設展」をあらためて巡ってみるのはいかがだろうか。

【滋賀】滋賀県立美術館:11月16日〜17日

1984年に開館し、びわこ文化公園の中に位置する。2021年のリニューアルオープンを機に、無料エリア内にショップやカフェ、キッズスペース、授乳室などを新設。近代日本画や滋賀ゆかりの美術、現代美術、アール・ブリュットなどのコレクションを持ち、多彩なテーマで展示を行なっている。

常設展:SMoA コレクション −女性作家特集−

電話:077-543-2111
https://www.shigamuseum.jp/

【滋賀】ボーダレス・アートミュージアムNO-MA:11月16日〜17日

滋賀県近江八幡市の伝統的建造物群保存地区にあり、昭和初期の町屋をリノベーションした美術館。障がいのある人たちによる造形表現や現代アートなど、様々な表現を紹介している。

企画展:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA 20周年企画 vol.2 ボーダレス ー限界とあわいー

電話:0748-36-5018
https://no-ma.jp/

【京都】京都国立近代美術館:11月16日〜17日

京都を中心とした西日本の美術に比重を置き、国内外の近・現代美術作品の収集、保管、調査研究、展示を行なっている。1万3千点を超える所蔵品を持ち、コレクションギャラリーでは、企画展の内容にあわせて年間5回程度の展示替えをしながらコレクション展を開催。

コレクション展:2024年度 第3回コレクション展

電話:075-761-4111
http://www.momak.go.jp/

【京都】京都国際マンガミュージアム:11月25日

京都市と京都精華大学による日本初のマンガの総合文化施設。江戸期の戯画浮世絵から明治・大正・昭和初期の雑誌、戦後の貸本から現在の人気作品、海外のものまで、約30万点のマンガ資料を保存している。

電話:075-254-7414
https://www.kyotomm.jp/

【大阪】国立国際美術館:11月16日〜17日

国内外の現代美術を中心とした作品を収集・保管・展示し、関連する調査研究や事業を行うことを目的に1977年に開館。現代美術を発信する美術館として、国内外の美術の動向を幅広く紹介している。

コレクション展:コレクション1 彼女の肖像

電話:06-6447-4680
https://www.nmao.go.jp/

【兵庫】兵庫県立美術館:11月16日〜17日

阪神・淡路大震災からの「文化の復興」のシンボルとして、2002年に開館。前身の近代美術館の頃から約50年間にわたって収集活動を続け、現在は1万点を超える作品を収蔵している。建物は安藤忠雄の設計によるもの。

コレクション展:わたしのいる場所─コレクションから「女性」特集!

コレクション展:小企画 美術の中のかたち―手で見る造形 北川太郎展

電話:078-262-1011
https://www.artm.pref.hyogo.jp/

【兵庫】横尾忠則現代美術館:11月14日〜15日

兵庫県西脇市出身の現代美術家である横尾忠則の寄贈・寄託作品を収蔵する、2012年開館の美術館。横尾作品の魅力を国内外に伝えるとともに、横尾と関わりのある様々な分野のアーティストや横尾作品に関連するテーマ展など、年に3回の企画展を行っている。

電話:078-855-5607
https://ytmoca.jp/

【兵庫】芦屋市立美術博物館:11月9日〜10日

1991年に開館。美術部門と歴史部門をあわせた複合施設として、芦屋ゆかりの作家の作品を中心に、近現代の作品や芦屋の自然や歴史に関する文化財・考古資料の収集・保存・調査・研究などを行っている。

特別展:今井祝雄-長い未来をひきつれて

電話:0797-38-5432
https://ashiya-museum.jp/

【兵庫】白髪一雄記念室(尼崎市総合文化センター内):11月16日〜17日

足で描く独自の技法「フット・ペインティング」で知られる尼崎市出身の画家・白髪一雄の画業を広く紹介する。尼崎市が所蔵する白髪作品をはじめ、作家の没後に遺族から寄贈・寄託された多数の作品・資料を収蔵している。

第24回展示 白髪一雄の足跡

電話:06-6487-0806
https://www.archaic.or.jp/shiraga/

【和歌山】和歌山県立近代美術館:11月16日〜17日

和歌山城の天守閣を間近に望む緑豊かな環境のなかに位置する。池や滝が配されている広大な敷地には、熊野古道をイメージした散策路がめぐらされている。1963年に和歌山城内に開館した和歌山県立美術館を前身とする美術館。

世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」登録20周年記念特別展 仙境 南画の聖地、ここにあり

特別展:月映 つきてるつちにつどいたるもの

コレクション展:コレクション名品選

電話:073-436-8691
https://www.momaw.jp/

【徳島】徳島県立近代美術館:11月3日〜17日、11月23日

1990年に文化の森総合公園の開園とともに開館。所蔵作品展では、「20世紀の人間像」「徳島ゆかりの美術」「現代版画」の3つのコーナーで、徳島のコレクションを紹介している。

所蔵作品展:2024年度 II「時をめぐる表現」

電話:088-668-1088
https://art.bunmori.tokushima.jp/

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