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「仙境 南画の聖地、ここにあり」

熊野古道なかへち美術館
終了しました
南画とは、中国絵画に影響を受けて江戸時代に成立した、主に山水や花鳥を描く絵画です。中国の高官が余技としてたしなんだ文人画や、中国江南地方の温暖な風景を柔らかな筆づかいでとらえた南宗画を起源とするもので、江戸中期から人気を博したのち、明治期以降の美術界でも独自の展開をみせました。山と水に恵まれた和歌山は、しばしば中国古典に登場する「仙境」と重ねられ、江戸時代から文人たちの詩や絵画の主題となってきました。そして、近代においても、数多くの南画家が和歌山をめぐって作品を描いており、和歌山はいわば南画の「聖地」でした。

世界遺産登録20周年を記念する本展覧会は、和歌山県内の3会場で同時開催し、特に和歌山および京都、大阪を中心とする関西に注目して、近代日本において南画と向き合った画家による優品の数々を紹介します。和歌山県立近代美術館では、江戸期の和歌山、そして明治から戦前期までの関西を中心とする南画の展開をたどります。田辺市立美術館では、和歌山ゆかりの南画家を紹介し、熊野古道なかへち美術館(田辺市立美術館分館)では、和歌山の風景を描いた作品を展示します。この機会に、和歌山の豊かな自然を見つめ直すとともに、それらに通じる南画の清らかな世界観をぜひご覧ください。

スケジュール

2024年10月5日(土)〜2024年11月24日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
10月14日、11月4日は開館
10月15日、11月5日は休館
入場料一般 400円、高校生以下 無料
11月16日・17日は関西文化の日により無料
展覧会URLhttps://www.city.tanabe.lg.jp/bijutsukan/exhibitions/R61005senkyo.html
会場熊野古道なかへち美術館
http://www.city.tanabe.lg.jp/nakahechibijutsukan/index.html
住所〒646-1402 和歌山県田辺市中辺路町近露891
アクセスJR紀伊本線紀伊田辺駅より龍神バス(本宮大社前行き)1時間「なかへち美術館」下車徒歩1分
電話番号0739-65-0390
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