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「ガス燈ともる東京風景」

ガスミュージアム
終了しました

アーティスト

井上安治
今回の企画展では、近代都市として変貌しつつあった明治10年から20年頃の東京の風景を、美しく写実的な表現で一世を風靡した絵師、井上安治の眼差しを通して探訪します。今年生誕160年を迎えた井上安治は、自らの感性で描いた東京風景の作品を多数残したことで知られています。その代表作である「東京真画名所図解」は、近代化する東京の風景を題材に、明治14年(1881)から若くして急逝する明治22年(1889)までのわずか10年余りの間に描かれた134点もの作品群です。本展では、「東京真画名所図解」をはじめとする井上安治の描いた東京風景から、特に近代都市東京の象徴であったガス燈がともる作品をセレクトしてご紹介いたします。ガス燈、建物や橋、鉄道馬車の姿など近代の息吹を、その眼差しに映った情景として淡々と表現した、井上安治の世界をぜひお楽しみください。

新しい東京の顔となった銀座通りにガス燈がともる夕景を描いた作品や、江戸時代から街の中心であった日本橋の駿河町(現:日本橋室町付近)に建つガス燈と月光が照らす夜の街を馬車や人々が行き交う様を描いた作品、江戸時代からの老舗呉服店大丸屋の前を馬車鉄道や人力車などでにぎわう様子が描かれた作品などは、近代都市の息吹が感じられる東京風景として、見応えたえがあります。
当時の名所として錦絵でも多数描かれている浅草の吾妻橋も、井上安治は多数の絵を残しています。ガス燈がともる夜景の吾妻橋や、桜咲く橋のたもとを華やかな洋服をまとった人々が行き交う橋の様子など、当時の街の光景を見比べながら、文明開化の街の息吹を感じていただければと思います。

スケジュール

2024年4月13日(土)〜2024年6月16日(日)

開館情報

時間
10:0017:00
休館日
月曜日
4月29日・5月6日は開館
4月30日・5月7日は休館
入場料無料
会場ガスミュージアム
https://www.gasmuseum.jp/
住所〒187-0001 東京都小平市大沼町4-31-25
アクセス西武新宿駅花小金井駅北口より西武バス「ガスミュージアム入口」下車徒歩3分、西武池袋線東久留米駅西口より西武バス「ガスミュージアム入口」下車徒歩3分、JR中央線武蔵小金井駅北口より西武バス「ガスミュージアム入口」下車徒歩3分
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