アートドラッグセンター(宮城県石巻市)は、5月13日(土)よりO JUN 展 ・脳天(のうてん)を開催します。1993年にドイツに滞在中、双ギャラリー(東京)にて発表された作品に交え、制作当時の意図を反映する未発表の絵画作品そして、親交のあった文化人類学者の故・西江雅之氏が寄稿された当時の展覧会リーフレットもご覧いただけます。
O JUN 氏。現在は、ミヅマアートギャラリー(東京)に所属し、 精力的に作品を発表し続けられています。 その表現行為は絵画の制作に加え、80年代後半からパフォーマンス、ライブドローイングを室内野外で発表され、90年以降はリトグラフなどの版表現を加え、現在まで様々なメディウムや場を横断しながら「描き」について身体と表出の関係を探る実験、制作を続けています。 3年前の展覧会に続き二回目の展覧会となる今回の企画は、なんと写真作品です。 文化人類学・言語学者の故・西江雅之氏は寄稿文のなかで此のように云われました。 『写真は光の力を借りて時間を止める装置ではない。O Junの写真とは、光に乗せて時間を消したり創り出したりすることが出来る乗り物なのである。』※ 時間と空間にまつわる距離感、そして想像することの多様さをご高覧賜れましたら幸いです。
※ 【1993年 10月16日発行・双ギャラリーで開催された O JUN 展『脳天』】寄稿文より抜粋
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