「いごくたまる、またいごく」

南方熊楠顕彰館
9月20日開始

アーティスト

ヘアート・ムル、廣瀬智央、山田汐音、コン・ダラー、黒木由美、杵村直子、タイキ・サクピシット、チュオン・コン・トゥン、カニータ・ティス、あわ屋、久保寛子、クヴァイ・サムナン、ティタ・サリナ、リム・ソクチャンリナ、ゴック・ナウ、メッチ・スレイラス&メッチ・チューレイ、山内光枝、前田耕平、秋田公立美術大学 粘菌研究クラブ
紀南アートウィーク実行委員会では、2024年9月20日 (金)〜9月29日 (日)の10日間にわたり和歌山県田辺市・白浜町の複数箇所にて「いごくたまる、またいごく」展の作品展示および関連イベントを開催いたします。

展覧会の全体テーマは「いごくたまる、またいごく」。これは和歌山県紀南地方の方言で『動き、集まり、また動く』ことを意味します。

紀南地域が誇る大博物学者・南方熊楠が生涯を通して研究していた粘菌は、ある時は動物のように動き、またある時は植物のように留まり(集まり)、そして、ときには胞子となって新たな場所に向かう習性をもっています。このように粘菌は、その姿を常にダイナミックに変えながら環境に適応して生きています。そして、粘菌や植物の土台となる土は、生物の遺骸や微生物などの絡まり合いから生まれるように大きな循環の中にあります。
私たち人間や地球もまた、長い歴史の中で移動し、集合し、移動を繰り返してきました。その結果、国家や民族が生まれ、進化や発展を遂げる一方で思想や民族間対立による破壊も生じています。現在の二極化や領土争いが激化するこの世界も、粘菌の世界のように変化や移動の過程にあると思えば、私たち人間が持ち得る自由さを再び見出すことができるのではないでしょうか。

紀南アートウィーク2024では、粘菌や土が教えてくれるその在り方のように、特定のある場所・ある視点・ある価値観などに留まらず柔軟に生きていくことを、アーティストの作品やワークショップなどの様々な体験を通じて、発見していくことを目指します。

・田辺エリア(メイン展示)
南方熊楠顕彰館、SOUZOU、Breakfast Gallery(アトリエもじけ)、屋外展示(場所未定)
・白浜エリア(連携企画)
アドベンチャーワールド、川久ミュージアム、三段壁洞窟、ノンクロン(Shinju)、南方熊楠記念館
※会場ごとに会期が異なります。

スケジュール

2024年9月20日(金)〜2024年9月29日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
備考
会場によって、会期・時間が異なります。詳細は公式サイトよりご確認ください。
入場料無料
展覧会URLhttps://kinan-art.jp/info/17937/
会場南方熊楠顕彰館
https://www.minakata.org/
住所〒646-0035 和歌山県田辺市中屋敷町36
アクセスJR紀勢本線紀伊田辺駅より徒歩10分
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