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「IAMAS ARTIST FILE #10 繭/COCOON:技術から思考するエコロジー」

岐阜県美術館
終了しました

アーティスト

ジャン=ルイ・ボワシエ、クワクボリョウタ、西脇直毅、florian gadenne + miki okubo、石橋友也
柔らかな繭玉のなかで、幼虫はその解剖学的形態をことごとく脱ぎ捨て、飛翔する蝶の生として生まれ直す。

イタリア出身の哲学者コッチャは『メタモルフォーゼの哲学』の「技術についての新たな考え」において、「繭」は個体によって製造された、生まれた後の卵であり、「メタモルフォーゼ」は純粋に技術的であると説く。 「繭」は、技術についてのわたしたちの理解を覆す。 わたしたちは技術を、人間に都合のいい世界を作るための便利な道具、あるいは身体の延長であると考えることに慣れている。いっぽう「繭」は、自らを内部で変化させると同時にそれを取り巻く世界を作り変える。

技術が人間だけのものではないと気がつけば、わたしたちは世界に対してより深く共感できる。このような考えは、喫緊の課題である今日のエコロジー問題を乗り越えるための新たな視座を与えてくれるだろう。 芸術もまた、生きることと共にある「技術」である。本展では、多様なアプローチを通じて、その可能性を模索する。

スケジュール

2025年1月10日(金)〜2025年3月9日(日)

開館情報

時間
10:0018:00
第3金曜日は20:00まで
休館日
月曜日
月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料一般 340円、大学生 220円、高校生以下・障害者手帳提示と付き添い1名 無料
展覧会URLhttps://www.iamas.ac.jp/af/10/
会場岐阜県美術館
https://kenbi.pref.gifu.lg.jp/
住所〒500‐8368 岐阜県岐阜市宇佐4‐1‐22
アクセスJR東海道本線西岐阜駅より徒歩15分、JR東海道本線岐阜駅中央北口より岐阜バス「県美術館」下車徒歩5分、JR東海道本線西岐阜駅南口よりコミュニティバス「県図書館・美術館」下車
電話番号058-271-1313
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